[試合後会見]2023.5.6
山中竜也vs安藤教祐! クリンチなしの技術戦!
WBO-APライトフライ級王座戦
WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王座決定戦が6日、後楽園ホールで開催された「第2回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVEonU-NEXT」のメインイベントで行われ、同級1位の山中竜也(28=真正)と同級3位の安藤教祐(あんどう・こうすけ/30=KG大和)が、空位の王座を争った。
元世界王者の山中が力の差を見せたのか? それともタイトル初挑戦の安藤が、ジム2人目の王者に輝いたのかーー。
元世界王者の山中が力の差を見せたのか? それともタイトル初挑戦の安藤が、ジム2人目の王者に輝いたのかーー。
山中竜也(真正)が新王者!
序盤から得意のジャブでコントロールした山中が完勝した。2回、山中が左でリズムを作ると、3回にジャブを合わせてダウンを演出。その後も距離をキープしながら、テンポの良い攻撃で、ポイントを加点した。逆転を狙う安藤は、11回に右フックを好打したが、山中が最後まで距離を保ち続けた。
「試合ではまだブランクは取り戻せていない」
試合後、囲み会見に臨んだ山中は「無事に勝てたことに、まずはホッとしている。練習していたことの何割かは出せたが、相手のパンチを最後まで警戒しすぎて、倒し切ることができなかった。内容としては、まだまだです」と、完勝にも納得とはいかなかったようだ。
「世界戦が決まればいつでも!」
昨年3月、3年8ヶ月ぶりにカムバックした山中は、復帰3戦目でアジア王座を獲得。世界ランキングにも入ってきそうだ。「世界のチャンスが来たらいつでもしたい。必ず世界チャンピオンになります!」と世界2階級制覇を誓った。
「ジャブが当たらなかった」
一方、タイトル獲得に失敗した安藤は「こっちのジャブが当たらず、向こうのジャブが当たった。(山中選手は)ガードが下がらず常に足を動かすので、パンチを当てることができなかった。鉄壁で崩しきれなかった」と肩を落とした。
採点表