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[リモート取材]2023.5.2

中谷潤人! 米国で絶好調!

米国合宿中の中谷潤人(M・T)
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級1位の中谷潤人(25=M・T)が2日、合宿先の米国ロサンゼルスでリモート取材に応じて近況報告をした。

 中谷は、日本時間5月21日(日)、米国ラスベガスMGMグランドで、同級2位のアンドリュー・モロニー(32=豪)と空位のWBO世界スーパーフライ級王座を争う。
1日おきにスパーリング
 現地では、週4回ペースでスパーリングを消化。多い日で1日10ラウンドすることもあり、すでに合計140ラウンドを超えている。パートナーは、WBA世界スーパーフライ級2位のジョン・ラミレス(26=米)、エイドリアン・アルバラード(米/9戦8勝(4KO)1分)、米国を拠点に活動している秋次克真(10戦全勝(1KO)。

 拳を交えるモロニーのイメージは掴んでいるようで「相手がどのようなタイミングで打ってくるのか、スパーで試しながらやっているが、手応えを感じている」。今回は手数を増やすことを心掛けている。
チームメイトのアンソニーと
 チームメイトのアンソニー・オラスクアガ(24=米)が、4月8日(土)にライトフライ級2団体統一王者の寺地拳四朗(31=BMB)に挑戦。敗れはしたものの、闘志あふれるファイトでファンのハートをガッチリと掴んだ。合宿中にAmazonPrimeVideoで視聴した中谷は「短い調整期間の中で、2人とも素晴らしい試合を見せてくれた」と刺激を受けたようだ。

 「アンソニーと会ったが、『すぐに世界チャンピオンになる』と前向きに言っていたし、自分も(アンソニーは)すぐに世界チャンピオンになると思う」。
決戦地はMGMグランド
 当日のメインイベントでは、世界ライト級4団体タイトルマッチ、王者のデビン・ヘイニー(24=米)対挑戦者のワシル・ロマチェンコ(35=ウクライナ)がの一戦行われる。

 「ロマチェンコは、同じサウスポーとして参考にしている選手の一人。大きな舞台で試合をさせてもらうので、ロマチェンコに負けないような、パフォーマンスを見せたい」とラスベガスで名前をとどろかせるつもりだ。
「日本にベルトを持ち帰る」
 決戦地MGMグランドは、マイク・タイソン(米)やフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ(比)が行われたボクシングの殿堂だ。

 「自分自身に期待している。世界チャンピオンになって、日本に帰ります」と世界2階級制覇を誓った。