[試合後談話]2023.4.26
アオキクリスvs藤田炎村! 魂の打ち合い!
超注目のSライト級タイトル戦
日本スーパーライト級同級1位のアオキクリスチャーノ(34=角海老宝石)と同級2位の藤田炎村(28=三迫)が26日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.99」のセミファイナルで、日本スーパーライト級王座を争った。
攻撃力に自信のある2人がド迫力の打ち合いを見せた! 第45代日本スーパーライト級王者に輝いたのはーー。
攻撃力に自信のある2人がド迫力の打ち合いを見せた! 第45代日本スーパーライト級王者に輝いたのはーー。
藤田炎村が吠えた!
アオキの右ストレートが、藤田の顔面にジャストミート。ガードを固めた藤田に対して、アオキは勝負を急いだ。勝負は早いと思わせた瞬間、藤田がサウスポーにスイッチして右フックで倒した。立ち上がったアオキだが、足元が定まらないのを見て、レフェリーは10カウントを数え上げた。
アオキの右!
初戴冠を果たし、リング上で「嬉しい」を連呼した藤田は「現実じゃないような、まだ自分がチャンピオンになった実感がない。ベルトを獲ったが、まだ日本最強ではなく、それを証明するため、さらに強い選手に挑戦していくつもり」と切り出すと「(アオキは)気持ちが強く、チャンスで前に出る時にアゴが上がるのは研究していて、それを見逃さずスイッチからの右フックを狙っていた」と、フィニッシュブローを振り返った。
椎野大輝トレーナーも笑顔
今後に関して「陣営に決められた試合をこなし、吉野修一郎(三迫)選手のように海外の選手と試合をしていきたい。ベルトは国外に行くためのパスポート」と抱負を語った。
新チャンピオン藤田炎村(三迫)
「チャンピオンになって初めてのGWは、祝勝会やお世話になった人に挨拶したい。ずっと心配していた母に会うために実家にもいきたい。バレンさんに祝勝会を開いて欲しい」と時々、笑顔を見せながら周囲への感謝を述べた。
アオキ クリスチャーノ(角海老宝石)
控え室に戻ったアオキは、悔しさと涙を必死にこらえながらも「行けるなと思った。見えないパンチをもらってしまった。油断は一切なかった。出直します」と気丈に答えた。