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[試合後談話]2023.4.16

バンタム級東西日本ランカー対決!

右ストレートが光った那須亮祐

 グリーンツダボクシングジム主催の「HIC presents CRASH BOXING vol.28」が16日、エディオンアリーナ大阪で開催。この日のメインイベントは、バンタム級の日本ランカー対決。6位の那須亮祐(グリーンツダ)と11位の宇津見義広(ワタナベ)が、8回戦で拳を交えた。

決めきれなかった両者

 速いテンポで、中間距離からポイントを取り合った両者。左フックと左右のボディを打った宇津見と、右ストレートに力を込めた那須。決定打には恵まれなかった両者だが、互いに手数とスピードは最後まで落ちず。両者一歩も引かずに打ち合った。

タイトル奪取を目指す!

 判定決着でランカー対決を制した那須は「タイトルを取るために成長してKOしたかったが、判定になってしまった」と、決め手に欠けたことを悔しがった。それでも、日本タイトルへの執念は一層強くなった様子で、先日プロデビューした那須川天心(24=帝拳)との対戦に関する記者からの質問にも「タイトルがかかれば」と深い関心は示さず、「タイトルが取りたい」と素直な気持ちを伝えた。

ランカー対決を制したことには及第点

 会見に同席した本石昌也会長は「ランカー対決には勝ったが、タイトルはまだ早い。物足りなかった」と、期待以上の結果とはならなかったと叱咤した。

左フックに手応えを感じた宇津見
 試合後に取材に答えた宇津見も悔しさをにじませた。「1〜2ポイント多く取れたと思ったが、相手のジャブが良かった」と切り出すと「前半に左フックが当たって、顔も腫れてきていたように見えたので、倒せると思ったが、ワンパターンになってしまった」と、同じペースで試合を進めたことを課題とした。試合途中にスリップして、一時中断された場面に関しては、「自分の頭に相手の頭が上から当たって、キャンバスに頭を打ちつけてしまってたので、(続けるのは)無理かなと思った」と振り返った。
悔しい大阪遠征。