竹迫司登が燃えに燃えている!

　計量後のフェイスオフでは、ピリピリした雰囲気を感じさせて、お互いに戦闘モードに入っていた。ミドル級リミットを300g下回る72.2kgでパスした竹迫は「今回の試合が決まってから、徹底した準備をしてきた。ベストコンディションは毎回更新している」と仕上がりの良さを強調した。

　「アジアのベルトを獲ったから、世界ランキングに入ったけど、世界4位に勝てば、自分の実力が証明される。勝てば世界!  明日は勝ちます!」と言葉に力を込めた。

　一方、チャンピオンのヌルスルタンも、300gアンダーの72.2kgでクリアした。計量後には、伊藤雅雪代表にカザフスタンの民族衣装をプレゼントしたヌルスルタンだが、ニコリともしなかった。

　伊藤氏は「自分は中立な立場だが」と前置きした上で、「竹迫選手に、日本人の意地を見せてほしい。アジアと世界の差はないところを見せてほしい」と好ファイトを期待した。