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[公開練習]2023.4.11

クアルトの参謀に要注意!

クアルトとノノイ・ネリトレーナー
 IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級3位のレネ・マーク・クアルト(26=比)が11日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 クアルトは、4月16日(日)に代々木第二体育館で開催される「3150 FIGHT Vol.5〜東京を殴りにいこうか!」で、同級4位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)とIBF世界ミニマム級暫定王座を争う。

 コンビを組むノノイ・ネリトレーナーは、これまでマニー・パッキャオやジョンリエル・カシメロを指導したことがあるフィリピンの凄腕トレーナー。ネリ氏は「クアルトは、技術に関してはパッキャオと同じくらいある。110%の確率で勝つ自信がある」とタイトル奪取に太鼓判を押した。

 試合の模様は、ABEMAで全試合無料配信される。
「110%勝てる」
 物静かなクアルトに代わり、ネリ氏がほとんど話した。今年1月に行われた銀次朗と正規王者のダニエル・バラダレス(28=メキシコ)の試合映像を見たネリ氏は「銀次朗選手は、テクニックがあって強い。負傷による無効試合になったが、(バラダレスは)パンチが効いていたのではないか」と話したが、「今回は日本での試合なので、最初から攻めさせてKOで勝つ」と強気に言い放った。
 
 作戦に関しては何を聞かれても「シークレットだ」と答えた。
「重岡はそこそこの相手」
 クアルトも重岡の映像を見たようで「そこそこの相手。試合は簡単な仕事になるだろう」と自信を示した。
ニックネームは「マイティー・マウス」
 会見後には、シャドーボクシングとミット打ちを、それぞれ1ラウンドずつ披露しただけで切り上げた。パンチ力こそ感じなかったが、一瞬の動きにキレがあり、ステップインからの右アッパー、右ストレートには特に警戒が必要そうだ。
町田主計トレーナー
 銀次朗を担当する町田主計トレーナーは「スピードはあったが、試合では打って来ないのではないか。序盤は、特に打ち終わりに気をつけさせたい。身長も含めて想定内。攻めてきてくれるならありがたい。序盤KOで終わると思う」と銀次朗のKO奪取に期待を寄せた。