[一夜明け会見]2023.4.9
まずは一本! 課題は「攻撃面」
まずは一本!
WBA世界バンタム級王座を井上家に取り戻した井上拓真(27=大橋)が9日、一夜明け会見を開き、「ナオ(兄・尚弥)が手放した一つを取ることができた。まずはスタートラインに立てた」と安堵の表情を見せた。
今後の成長に本人も期待
正規王者としてベルトを巻いたことには、「実感がない」とした拓真だが、今後目指すボクシングは、はっきりしている。「ディフェンスはしっかり出来るので、攻撃的な試合を見せるようにしたい。まともなパンチはもらっていないが、もっと攻撃的な部分を出さないといけない」と自問自答し、父・真吾トレーナーが目指す「みんなをグッとさせるような引き出しを増やしていきたい」という考えと合致した。
取材陣も多く集まった!
試合の映像は「バッティングのところだけ見た。肘が当たったのがわかったので、どのタイミングで当たったのか気になって、そこだけ見た」とし、「ソリスは思ったより、やり易かった。5ラウンドのバッティングは影響はなく、冷静に戦えた」と振り返った。
拳を治して練習再開!
試合で右の拳が腫れて怪我をしたとのことだが、早く治して練習をしたいとした。
次は指名試合
大橋秀行会長によると、昨夜の試合は王座決定戦だっただめ、次戦は指名試合になる。「打撲だろう」と目される右の拳の治療を優先し、次戦に備える。