[試合後談話]2023.4.1
日本フライ級王座決定戦は初回から激闘戦
激闘!両選手に拍手。
4月1日(土)に開催された「第1回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントは、日本フライ級王座決定戦。ランキング1位の山内涼太(28=角海老宝石)と、ランキング7位でプロ5戦目の永田丈晶(25=協栄)が初回から激突。
左ボディを狙う永田丈晶
無尽蔵のスタミナを誇る永田は、初回からステップと左ストレートを上下に打ち分けながら、格上の山内を相手に先に仕掛けた。これに対して山内は、右ストレートと左ボディを叩いて、ポイントを稼いだ。試合は、終盤になっても打ち合いがつづき、判定へ。ジャッジ3者ともに96-94で、手数と運動量で勝った永田を支持した。
山内涼太(角海老宝石)の評価も下がらず!
控え室に戻った山内は「相手の方が強かった。結果が全てです」と、僅差の判定結果に悔しさをにじませた。永田の執拗なまでの左ボディストレートを嫌いもしたが、「効いてはいなかった」と振り返り、関係者への感謝の言葉に加えて「申し訳ない」と頭を下げた。
プロ5戦目で日本タイトル獲得
試合後のリング上で、笑顔でマイクを握った永田は「チャンピオンになりました。」と嬉しい報告。駆けつけた多くのファンに感謝を述べた。控え室に戻っても笑顔があふれた新チャンピオンは、協栄ジムにベルトをもたらせたことを喜んだ。
囲み取材に同席した協栄ジムの瀬藤幹人会長は「自分のタイトル初挑戦は41試合目だった」と、プロ5戦目での初戴冠を果たした永田について「持ってる」と称え、「ジムでは1時間でも飽きずに、ワンツーを繰り返している」と内田洋二トレーナーと口を揃えた。
囲み取材に同席した協栄ジムの瀬藤幹人会長は「自分のタイトル初挑戦は41試合目だった」と、プロ5戦目での初戴冠を果たした永田について「持ってる」と称え、「ジムでは1時間でも飽きずに、ワンツーを繰り返している」と内田洋二トレーナーと口を揃えた。
採点表
サウスポーの利点を生かしつつ、寺地拳四朗(31=BMB)とのスパーリングで自信をつけたという「スタミナ」勝負に持ち込んだ永田は「ダメージ的には大丈夫だったが、パンチは痛かった。強かったです。でも芯ではもらってない。パンチをまとめられた6回は、バランスを崩したが、立て直した。最後、相手のパンチに飲み込まれたのは課題。思っていたよりも圧が強かった」と山内戦を振り返った。
目指すは世界チャンピオン!
将来の目標に話が及ぶと、昨年11月に他界した父、勝之さんの期待に応えるためにも「世界チャンピオンを目指したい」とキッパリ。内田トレーナーは「チャンスがあれば、ライトフライ級までは落とせる」と後押しした。この試合で、注目と評価を集めた永田丈晶の動向を追いたい。