[試合後会見]2023.4.1
大阪の陣。西田凌佑のV3戦!
西田凌佑(六島)のジャブ!
WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(26=六島)が1日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「3150FIGHT SURVIVALvol.4」のメインイベントに出場。同級3位のソンセン・ポーヤム(23=タイ)を迎えて、3度目の防衛戦に臨んだ。
3150FIGHT初参戦の西田は、世界をアピールすることはできたのかーー。
3150FIGHT初参戦の西田は、世界をアピールすることはできたのかーー。
V3を達成
西田が、相手に付け入る隙を与えず完勝した。初回から、サウスポー西田がジャブから上下のコンビネーションでペースを掌握。ソンセンの返しの右にも冷静に対応した。5回に右フックでダウンを奪った西田は、積極的な攻撃でダメージを与えたが、タフでディフェンシブなソンセンを仕留め切るまでには至らず。しかし、最後まで攻撃の手を緩めることなくパンチを当て続けた。
「内容には満足していない」
パーフェクトな試合運びを見せた西田だが「相手は予想通りタフだった。手応えもあったが倒せなかった。序盤は特に力んでしまった。内容には満足していない」と笑顔は見られなかった。
それでも収穫はあったようで「今日は『危ない位置だな』と思いながら、強引に打って出た。(パンチが当たる)危ないポジションとそうでない位置がわかった」。
それでも収穫はあったようで「今日は『危ない位置だな』と思いながら、強引に打って出た。(パンチが当たる)危ないポジションとそうでない位置がわかった」。
武市晃輔チーフトレーナー
コンビを組む武市晃輔チーフトレーナーは、「相手が倒されないように戦ってきたので、それを仕留めきるのはなかなか難しい。会場の空気を察して倒しにいったが、力んでいた。強引に倒しに行くのは、彼のスタイルではない。今日はまずまず良かったと思う」と及第点を与えた。
「戦いずらかった」
一方、完敗したソンセンは「相手は身長が高くて、とても戦いづらかった。負けてしまいとても悔しいが、次に日本で誰かと戦うチャンスが来たら、その時は勝ちたい」とコメントを寄せた。