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[前日計量]2023.3.31

再起を目指す尾川堅一と岩田翔吉に注目!

岩田翔吉と尾川堅一に注目!
 「第1回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」に出場する尾川堅一(35=帝拳)と岩田翔吉(27=帝拳)が31日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で前日計量を終えた。
尾川堅一(帝拳)vsクライ・セッタポン(タイ)

 世界王者返り咲きのための大切な復帰戦を明日に控えるなか、大勢の記者が尾川堅一(帝拳)を囲んだ。「僕の話も聞いてもらっていいですか?」とちゃめっ気たっぷりに笑いを誘うと「日本でやれるのは、楽ですね。リラックスできるし、家から試合会場に行けるのはメリット。落ち着いて調整できた」と久々となる東京での計量を59.9キロで終えた。

 右肩の手術も経て、「生まれたて。私生活から快適。最高のコンディションで後悔しないで、復帰戦で試せる」と笑顔を見せ、「手術後、痛みが抜けず、完全に治るかどうか不安の中、練習でパンチを打ち続けたことで、最高のコンディションになった」とし、「好きなタイミングでスパーリングでも振っていけるので楽しみ」と復帰戦を楽しみにした。

岩田翔吉(帝拳)vsジェローム・バロロ(比)

 昨年11月の世界初挑戦からの再起戦となる岩田は、48.9キロで計量をクリア。「交戦的な相手だから、めちゃめちゃ噛み合うので楽しみですね。しっかり倒して勝ちたい」と意気込みを述べ、世界戦後に課題とした「攻撃が当たってからの追い足」を強化したことを報告。世界戦で「すごく悔しかった。モチベーションの浮き沈みもあった。何度考えても世界チャンピオンにどうしてもなりたいと思った」といまの気持ちを伝えた。

 明日の試合のためにスパーリングで、さらに実践感覚を研ぎ澄ました岩田はジェシー・ロドリゲス・フランコ(22=米国)やアンソニー・オラスクアガ(米国)とのスパーリングで自信を深めた様子で、アンソニーからは「日本にはない技術を盗んだ」と、明日の試合を心待ちにした。