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[来日取材]2023.3.30

井上拓真とベルトを競うソリスが来日!

ソリス陣営

 4月8日(土)にWBA世界バンタム級王座決定戦で、井上拓真(27=大橋)と対戦するリボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)が30日、4度目の来日を果たした。最後に日本で試合をしたのは、7年前の山中慎介戦。2013年12月の亀田大毅戦では、計量ミスなどを起こしたこともあって、ヤンチャなイメージを持つファンも少なくないかもしれないが、この日、成田空港に降り立ったソリスは、落ち着いた様子のジェントルマンに映った。

リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)
 トレーナーのリカルド’エル・マエストリート’コルドバ氏とラウル’エル・フーロ’ロドリゲス氏、プロモーターのエマヌエル・ペレス・バレイロ氏とカルメン・アルバレス・デ・ペレス夫人と共にパナマを出発したソリスは、2日滞在したオランダ・アムステルダム経由で来日した。外国人の渡航客も増えていることから、成田空港に到着後、ロビーに出るまで2時間以上が過ぎていた。それでも、疲れた様子もなく、笑顔で取材に応じた。
ペレス・バレイロ氏

 拓真対策のため、3ヶ月間トレーニングを積んできたというソリスは「パワーとスピードがある」と、これまで見てきた日本人選手と同様に、拓真を警戒した。この日、ソリスと共に来日したプロモーターのエマヌエル・ペレス・バレイロ氏は「8ラウンド前に決着する」と切り出すと「日本のファンの皆さんは、試合を見ない方がいいかもね」とソリスの勝利に太鼓判を押した。

 ソリスも「12ラウンド戦う準備はしているが、そこまでいかない」とKO宣言。「ヒルベルト・メンドーサ(WBA)会長と約束した通り、ベルトを取り戻す」と来日の目的を語った。