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[緊急会見]2023.3.25

重岡優大・銀次朗兄弟が脱亀田宣言!

緊急会見!奈良井翼と但馬B.ミツロも参戦!

 4月16日(日)に開催される「3150 FIGHT Vol.5〜東京を殴りにいこうか!〜」の追加カードが25日、亀田興毅ファウンダーより発表された。この日発表された追加カードは、奈良井翼(23=RK蒲田)と但馬ブランドン ミツロ(28=KWORLD3)のノンタイトル8回戦。奈良井の相手はアーノン・ユーパーン(25=タイ)、日本ヘビー級王者の但馬の相手は、ナビーン・バーマ(28=インド)と伝えられた。

 都内のワタナベジムで行われた緊急会見には、兄弟揃って世界王座獲得を目指している、重岡優大(25=ワタナベ)と銀次朗(23=ワタナベ)も同席し、近況報告をした。

熊本地震の4月16日、重岡兄弟が故郷に勝利を届ける!

 熊本出身で、郷土愛が強い重岡兄弟にとって、4月16日は特別な日。震度7を記録した7年前の熊本震災は、誰の記憶にも新しいはず。この日の会見でも、「熊本地震があった日、2人で勝って元気を届けなきゃと思ってる。それが力になっている。熊本が大好き。熊本の人たちが喜んでくれるのが嬉しい」とプロ7戦目で世界初挑戦を迎える優大が、兄弟の気持ちを伝えた。

重岡銀次朗は熊本地震の体験者。4月16日は特別な日

 「熊本地震の体験者です」と話した銀次朗にとっても想いは同じ。「地震の日と同じ4月16日に行われる世界戦」と切り出すと、運命の日に向けて強い気持ちで挑むことを誓った。

寺地拳四朗(BMB)にボコられた!
 同日同会場で、兄弟揃ってミニマム級の世界チャンピオンを目指す重岡優大と銀次朗。スパーリングでは、WBA・WBCライトフライ級チャンピオン寺地拳四朗(31=BMB)の胸を借りた。「本当に強い」と2人は口を揃えた。「ボコられました。あのボクシングができれば、誰にも負けない」と優大が話せば「アザができるくらいボコられました」と、銀次朗も苦笑いした。それでも「練習ではやられても、試合で勝てばいいので、プラスに考えている」と、優大が最強チャンピオンとのスパーリングで成長したことに自信を示すと「貴重な経験です」と、銀次朗もうなずいた。今後は、12ラウンドのスパーリングも含めて、実戦形式のトレーニングでギアを上げる。
パフォーマンスは試合後
 会見の途中、亀田興毅ファウンダーから、「やっぱりパフォーマンスが必要」と無茶振りされた銀次朗だが「試合が終わったら、パフォーマンスもいくらでもやりますよ」と優等生回答。亀田ファウンダーが、おそらく16年ぶりに披露した、分厚いコミック誌を半分に破り切るパフォーマンスにもクールに対応。脱亀田宣言して、世界戦に集中した。