[試合後談話]2023.3.22
メインイベントは豪快KO決着!
激戦を制したのは?
フラッシュ赤羽ジム主催の「オーバーヒート ボクサーズナイト」が22日、後楽園ホールで開催され、全10試合で熱戦が繰り広げられた。
メインイベントでは、長尾朋範(28=フラッシュ赤羽)と苗村修悟(28=SRS)の両者が、フライ級8回戦で激突した。4連勝中の長尾と、勝ち星すべてがKO勝ちの苗村は、初回から激しく打ち合った。
メインイベントでは、長尾朋範(28=フラッシュ赤羽)と苗村修悟(28=SRS)の両者が、フライ級8回戦で激突した。4連勝中の長尾と、勝ち星すべてがKO勝ちの苗村は、初回から激しく打ち合った。
苗村修悟(SRS)がKO勝ち!
パワーファイターの苗村が本領を発揮した! まずは長尾が出入りを活かしたボクシングで、ワンツーをヒット。しかし、苗村は怯むことなく前に出ると、右フックを炸裂させてダウンを演出。再開後、回転力を活かした連打から右を叩き込んで、ダウンを追加した。2回、お互いに強気に打ち合う中、苗村は左フックで長尾をキャンバスに沈めた。
「KOにこわだりはない」
強打を爆発させた苗村だが、控室では反省しきりだった。「冷静に戦うことがテーマだったが、当たった者勝ちみたいな試合になってしまった。パワーに自信があるので、一発当たるとついつい勢いで行ってしまう。カウンターをもらって効かされた場面もあった」と納得の出来ではなかったようだ。
勝っても反省した
坂本博之会長は「結果的には良いが、先を見たらまだまだ。見ていてハラハラするボクシングで、お客さんは喜ぶが、これでは体がもたない。左右ともにパンチはあるので、もっとディフェンスを強化していかないといけない。勝って反省ですね」と勝利にも手厳しかった。
坂本会長に憧れてボクシングを始めた
千葉県の児童養護施設にいた時に、同じく施設出身の坂本会長の試合映像を見て「すごい人がいる」と憧れた。坂本会長が講演に来た際、「卒園してボクサーになりたかったら、うちのジムに来なさい」と名刺を渡されたことがきっかけで、お金を貯めて20歳で上京しジムに入門した。
坂本会長に憧れてボクシングを始めた
千葉県の児童養護施設にいた時に、同じく施設出身の坂本会長の試合映像を見て「すごい人がいる」と憧れた。坂本会長が講演に来た際、「卒園してボクサーになりたかったら、うちのジムに来なさい」と名刺を渡されたことがきっかけで、お金を貯めて20歳で上京しジムに入門した。
「ランキング入りを目指す」
現在、28歳の苗村だが「いろいろなことがあって、しっかりと集中してボクシングをやっているのは実質3年」(坂本会長)。「一戦一戦変わっていく姿を見てください。これからも強気のマッチメークでいきます」と愛弟子に期待を寄せた。
苗村は「パワーに頼らないで、会長に安心してもらえるボクシングを目指す。チャンピオンになるためにも、まずはランキング入りしたい」と抱負を語った。
苗村は「パワーに頼らないで、会長に安心してもらえるボクシングを目指す。チャンピオンになるためにも、まずはランキング入りしたい」と抱負を語った。
「一からやり直す」
一方、連勝がストップした長尾は「自分のパンチが当たる分、イケると思い打ち合ってしまった。相手の方がコンパクトで、細かくまとめられてしまった」と、序盤から打撃戦に応じたことを悔やんだ。