ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2023.3.19

石川県で出た! 46秒KO!

中日本新人王戦が開幕
 カシミボクシングジム主催の「拳の嵐」が19日、石川・内灘町総合体育館で行われた。この日から中日本新人王トーナメントがスタート。頂点を目指す4回戦ボクサーたちが熱戦を繰り広げた。

 第5試合スーパーフライ級4回戦では、藤野零大(ふじの・れおん/18=カシミ)と岩永翔太(30=タキザワ)が激突。衝撃の結末を迎えた。
藤野零大(カシミ)が初回KO!
 頭を振りながらジャブを突き出す岩永に対し、藤野はジャブでタイミングを測ると、右カウンターを決めて、痛烈なダウンを演出。レフェリーはすぐに試合をストップした。
地元で初勝利
 地元でデビュー戦を飾った藤野は「バックステップしてからのワンツーが咄嗟(とっさ)に出た。手応えを感じたので、このラウンドでイケると思った」と会心の一撃を振り返ると、「今日は60人の応援団が来てくれた。皆の前で勝つことができてうれしい」と笑顔を見せた。
「全日本新人王を目指す」
 空手をしていた藤野だが、パンチの強化のため、小学5年でカシミジムに入門。高校から本格的にボクシングを始めた。アマチュアではインターハイベスト16の成績を残した。高校を卒業し、今春から鍼灸師の専門学校に進む。

 中日本新人王初戦を勝利した藤野は「全日本新人王を目指す!」と拳を握りしめた。北陸に現れた18歳のホープに期待が高まる。