ボクシングモバイルニュース
[試合決定]2023.2.24

警官ボクサー杉田が“準世界王座決定戦”

台湾決戦にサインした杉田と利
 台湾・台北市内の圓山花博流行館では4月7日、WBO世界グローバル・フェザー級王座決定10回戦として、杉田ダイスケ(34=ワタナベ)と利育哲(29=台湾)のメインイベントが発表された。グローバル王座は“準世界王座”であり、ティム・ジュー(豪州)やロベイシ・ラミレス(キューバ)、ジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)といった人気選手らも、この王座に就いた経歴を持つ。日本未公認の王座だが、国外での試合であれば、保持したまま防衛戦を行うことも可能だ。
元国家代表の利育哲
 台湾側では「利が勝った場合、獲得すれば世界ランキング入りがほぼ確実であり、かつて日本のリングで活躍したロッキー・リン以来の快挙になる」と期待され、試合のポスターにも“世界前哨戦”と記されている。利は昨年10月に熊本・しろやまスカイドームで、今村和寛(本田フィットネス)を3回終了TKOに追い込んで勝利。2014年アジア競技大会では、中華台北代表として派遣された実績を持つ。
警官パパの杉田が敵地に乗り込む
 警視庁勤務にちなんで、緊急通報番号と同数となる「110勝」のアマ戦績を残した杉田は、昨年11月、後楽園ホールで永田翔(FLARE山上)に3-0の判定勝ちを収めてプロ7勝目。プロアマ通算23年目のビッグチャンスに燃えている。
「試合の2週間後には、3人目の子供が生まれる予定です。すでにボクシングを始めている2人の息子も含めて、強きチャンピオン・パパであることを見せます」