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[会見]2023.2.13

那須川天心! 4月8日(土)デビュー。

Prime Video で独占ライブ配信!

「格闘家の象徴になりたい」神童、降臨。

 先週B級プロテストに合格した那須川天心(24=帝拳)が13日、都内のリッツ・カールトンホテルで会見を開き、待ちに待ったボクシングのデビュー戦が4月8日(土)に決まったことを発表した。初戦の相手は、日本バンタム級4位の与那覇勇気(32=真正)。スーパーバンタム級6回戦で行われる。「Prime Video Presents Live Boxing 第4弾」として、独占ライブ配信される。場所は、有明アリーナ! Be there!

 

「覚悟」を決めた神童。

 キックからの転身に「僕の人生、挑戦しかない。ずっとチャンピオンはガラでもない。新しいことに挑戦するのを、みんなに見てもらいたい」と、目を輝かせた天心は「自分をどこまで、表現できるか。生き様を伝えられるか。みんなが認めるのは、ベルトなので、そこを目指したい」と決意を語ったが、世界挑戦のタイミングに関しては「自分次第」としつつも、急ぐのではなく、「納得できるものが出せないと。行けると思ったタイミングを大切にする。最短は意識してない。ちゃんと整えてからじゃないと難しい」と述べ、会見中には、何度も「覚悟」という言葉を口にした。

天心の相手は、与那覇 勇気(真正)

 国民的知名度を誇る格闘家のボクシング転向に、100名以上のメディアが押し寄せたが、ボクシング界の印象を問われると「昔からの伝統に忠実。決まりがあって厳しい。ボクシング界は、キック界から見てた時よりも良い印象を受けている。マインドもいい方向に向かってるし、本気で好きなことをやらしてもらってる。まだまだ、格闘技はやめられない。いい風が吹いてる」とし、自身の強みとする「発想力」を生かして、今、ボクシングを楽しんでいることを伝えた。

発想力。

 キックとボクシングの違いに関する質問には「距離感とラウンド数」を挙げ、「体の使い方。短距離が長距離になる。全く違うスポーツ。奥が深い」と答えた。それでも、「格闘技の象徴になりたい」とボクシング転身後の夢を語り、「新人ですから。やるしかないっすね。日本人は、気合と決意を見せるときは、デコを見せる」と、銀色に染めた坊主頭は、新たな門出を迎える決意の証であることを伝えた。4月8日は「覚悟を見せる試合。自分が好きなことをやるきっかけに、僕がなれれば」と気持ちを込めた。

オレは甘くないよ!

 那須川のデビュー戦の相手に選ばれた与那覇は、マイクを向けられると「普段からビッグマウス。自分が世間知らずなのではなくて、世間が自分のことを知ることになる。何者でもなかった俺が超大物を喰う」とアピール。即決したという那須川戦に関して「めちゃくちゃ興奮して、『これが武者震いか』と思った」と気持ちが昂ったことを伝えた。その上で、「ボクシングが甘くないんじゃない。俺は甘くないよ。全力で殴り倒しに行こうと思う。いろんな魅力のある試合になる」と、キックのスターを相手に一歩も引かない覚悟を見せた。

4月8日(土)有明アリーナ

 那須川に関して「格闘技は好きで、ざっくり、見てた」と述べた与那覇は「トリッキーな動きを出し合って、ダメージを負わせる。どう繋げるかー。那須川選手は、ボクシング仕様になってる。アクロバティックな動きは少なくなってる」と、SNSなどで映像を見た神童の印象を明かすと「会場が大きくなればなるほど、パフォーマンスを発揮するタイプ。那須川天心という男を堪能する。俺に挑んでくるって流石だな、という気持ち。練習では自分を追い込んで、試合では相手を追い込む」と笑顔で囲み取材を終えた。