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[前日計量]2023.1.9

2023年! 松本圭佑が魅せる!

後楽園ホールで打ち初め!
 日本フェザー級3位の松本圭佑(23=大橋)と濱口人夢(28=市野)が9日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

 両者は、明日(10日)、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.96」のメインイベント、フェザー級8回戦で激突する。
「チャンスが来たら一気に仕留める」
 先に秤に乗った松本は、フェザー級リミットちょうどの57.1㎏でパスした。「(減量は)前回よりしんどくなかったし、体重調整も段々と上手くなってきている。一番大事なのはリカバリー」と、時間を測りながら水分を200ミリリットル補給していた。お粥やうどんを食べて体力回復に努める。

伸び伸びと戦う

 7戦目で、初めてのメインイベンターを務める。松本は「プレッシャーを感じずに、伸び伸びと戦いたい。淡々とこなせば、自然と倒すポイントが来るので、チャンスが来たら一気に仕留める。そうすれば、皆さんが期待するKO決着になるでしょう」と、デビューから7試合連続KO勝利に自信を示した。
松本好二トレーナー
 会見に同席した松本好二トレーナーによると、「これまでで一番多くやりました」と80ラウンドのスパーリングを消化。10月にはバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)やWBA世界バンタム級2位の井上拓真(27=大橋)と拳を交えた。「怪我なく終えることができて、良い練習ができた」と収穫を口にした。
「夢の舞台で思い切り戦う」
 三重から乗り込んできた濱口は、500gアンダーの56.6㎏でクリアした。2017年7月の試合を最後に、一度ボクシングから離れて広島で仕事をしていたが、「周りから『辞めてしまうのはもったいない』と言われたし、自分もこのままでは後悔すると思った」と、昨年4月に約4年9ヶ月ぶりにカムバック。復帰3戦目で、ランキング入りを目指す。

 「皆、自分が負けると思っているので、不利予想を覆す。当たったら倒れるパンチを用意している」と内に秘めた闘志を感じさせた。「後楽園ホールは夢の舞台」と語った濱口がホープに噛みつきにいく!
左:豊嶋海優(大橋)が3戦目
 セミファイナル、スーパーフライ級8回戦では、豊嶋海優(23=大橋)がコー・ギチャン(31=韓国)と対戦する。豊嶋は、スーパーフライ級リミットを100g下回る52.0㎏、コーは、リミットちょうどの52.1kgでクリアした。

 計量後に取材に応じた豊嶋は「初回は様子を見て、2ラウンドからコントロールして、カウンターを合わせていきたい。相手はタイトル挑戦経験もあり、バンタム級で戦っていた選手なので、8ラウンド戦うことも想定して、パンチをもらわないで勝つ」と進化した姿を見せるつもりだ。