[試合後談話]2023.1.6
有終の美を飾った大沢宏晋。
大沢宏晋(オール)
元世界ランキング1位で、昨年引退を決意した大沢宏晋(37=オール)が6日、樋口和輝(22=ARITOMI)を相手に、スーパーライト級5回戦で、ラストマッチを迎えた。
ラストマッチでダウンを奪った大沢宏晋
鋭い左のカウンターでダウンを奪って、判定勝利を掴んだ大沢宏晋は「若い選手。これからの選手。大沢の壁は高いぞ。色んな教育ができてよかった」と、ラストマッチに戦った樋口にエールを送った。
有終の美を飾った元世界ランキング1位の実力は今も健在だが、「自分らしくてよかった。心技体が揃わないとできないスポーツ。もう気持ちがついていかない。大沢宏晋の人生はこれから続く」と現役生活の幕を閉じた。
試合後は固い握手。
樋口にとって、大沢の壁は高かったのだろう。プレッシャーをかけて連打で大沢を追い込む場面もあったが、百戦錬磨のベテランにカウンターを合わされた。「悔しいです」と試合後には、樋口の方から大沢に握手を求めた。