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[試合後談話]2022.12.31

堤駿斗が見せた大器の片鱗。

丁寧なボクシングで圧倒

 卯年の2023年が年男の堤駿斗(23=志成)が31日、前OPBFスーパーバンタム級王者のペテ・アポリナル(27=比)とフェザー級8回戦で対戦した。ペテは、今年8月にOPBF王者として来日し、元K-1王者の武居由樹(26=大橋)を相手に防衛戦に臨んだが、5ラウンド2分7秒TKOで敗れて、王座陥落。階級を一つ上げて、大晦日に再起戦を迎えた。

来年は飛躍の年

 今年デビューしたゴールデンルーキーの堤駿斗。大器の片鱗を見せたのは6ラウンド。左フックからパンチをまとめてダウンを奪った。ペテのクリンチワークに手こずって、判定決着となったが、実力の違いは十分に見せることができた。

来年末のタイトル戦を視野に!

 試合後の会見で堤は「前回より良いところ、新しい課題が見つかった意味のある試合だった。ダウンを奪って見せ場を作れたが、ダウンを奪った後に大振りになってしまい、正確さをかき、経験のなさが出た」とプロ2戦目のリングを振り返った。

ダウンも奪って見せ場を作った!

 収穫もあった大晦日戦。「判定にはなったが、8オンスでの攻防、アメリカ合宿での成果(効かせたあと詰める)など、前回からの成長は感じている。反省点を活かし、次に繋げる。攻めつつ被弾を減らして、その中でカウンターを打つスタイルを磨く」。

堤駿斗(志成)

 2023年は年男。「上位ランカーと試合をして、ランキングを上げて、来年末にはタイトル戦をしたい」と来年の抱負を語った。

 メインイベントには、同門の先輩、井岡一翔(志成)が大一番を迎える。「勝って井岡さんに繋げるのはクリアした。井岡さんを信じている。勝って2人で食事にいきたい」と2団体王座統一に臨む一翔にエールを送った。