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[前日計量]2022.12.30

井岡一翔とフランコが計量をパス!

大みそか決戦!WBA・WBO王座統一戦
 WBA(世界ボクシング協会)・WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座統一戦の前日計量が30日、都内のホテルで行われ、WBO王者の井岡一翔(33=志成)は、最初の計量で200gオーバーしたものの、すぐにパンツを脱いで、リミットぴったりの52.1㎏でクリアした。一方、WBA王者のジョシュア・フランコ(27=米)は、100gアンダーの52.0㎏で計量台を降りた。

 大晦日に大田区総合体育館で、2本のベルトを懸けて対戦する両者は、12秒間フェイスオフし、静かに闘志を燃やした。

 試合の模様は、17時からTBS系列で全国生中継される。Paraviのライブ配信開始は、14:45頃を予定している。

 WBA・WBO世界スーパーフライ級2団体王座統一戦は、勝ち予想で「dポイント」をGETする今年最後のチャンス。
200gオーバーもすぐに計量をクリア
 最初の計量で200gオーバーだったが「自宅のデジタル体重計との誤差。パンツを脱げば問題ないかなと思った」と問題なしを強調。フランコとコンビを組むロベルト・ガルシアトレーナーも「ボクシングの試合では(オーバーは)たまにあること。特に心配はしていない」と意に介さなかった。
「待ち望んだ王座統一戦」
 井岡は「かなり良いコンディションに仕上がった。あとは自分を信じて戦うだけ。ずっと大晦日のリングに上がってきた中で、ついに王座統一戦ができる。盛り上がる試合を見せて、王座統一を実現する」と静かに語った。

 2022年は数々の王座統一戦が行われ、盛り上がりを見せた日本ボクシング界。今年も大トリを務める井岡が、再び歴史に名を刻む。
「素晴らしい試合を見せる」
 一方のフランコは、一昨日の公開練習時よりさらに表情が引き締まり、調子の良さを伺わせた。「非常に調子がよく気分がいい。100%仕上がった。明日は素晴らしい試合を見せる」と落ち着いた口調で記者の質問に答えた。
グローブチェックが行われた
 計量後には、グローブチェックが行われ、両者ともエバーラスト製のグローブ、井岡は黒と白、フランコは黒を選択した。
大田区総合体育館でゴング!
■検診結果
WBO王者:井岡一翔(志成)
身長:163.5㎝
リーチ:164.2㎝
胸囲:84.5㎝
血圧:118/89mm/Hg
脈拍:99/min
体温:36.7℃

WBA王者:ジョシュア・フランコ(米)
身長:162.0㎝
リーチ:169.5㎝
胸囲:83.8㎝
血圧:135/91mm/Hg
脈拍:54/min
体温:36.8℃

■オフィシャル
レフェリー:メルバ・サントス(プエルトリコ)
ジャッジ:ホセ・ロベルト・トーレス(プエルトリコ)
ジャッジ:ファーリン・マーシュ(ニュージーランド)
ジャッジ:スタンリー・クリストドーロー(南アフリカ)
立会人(WBO):安河内剛(日本)
立会人(WBA):ホセ・ロリバー・ゴメス(パナマ)