まだ見せたことのない「井上尚弥」がある。
バンタム級世界主要4団体統一戦で対決する井上尚弥(29=大橋)とポール・バトラー(34=英国)が10日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで会見を開いた。試合は、12月13日(火)、東京・有明アリーナで開催される。バンタム級で4団体統一は史上初。
■井上尚弥(29=大橋)
WBA(世界ボクシング協会)スーパー王者
WBC(世界ボクシング評議会)王者
IBF(国際ボクシング連盟)王者
■ポール・バトラー(34=英国)
WBO(世界ボクシング機構)王者
※試合はdTVが独占ライブ配信する。
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「いよいよという気持ちでいっぱい。壇上に4本のベルトが並んでいるのを見ると、ワクワクする。バンタム級の最終章。今日初めて会ったが、調子も良さそう」と、アジア人初の4団体統一戦に気持ちを込めた尚弥は「待ち望んだ試合。日本で4団体統一王者が誕生するところを見せたい」と、ファンの期待にも応えることを誓った。
「試合前の練習は、昨日で終了した」と話したモンスターは、「ディフェンスに徹すれば、一発ももらわない。実はディフェンスが一番得意。直感とひらめきで戦う」と試合の抱負を語った。
この日、黒髪で登壇した井上は、「初心に戻って」と21歳で試合をして以来、地毛色でリングに上がる。「バンタム級の最終章。」日本初の快挙まで、あと3日。
来日以来、記者の前でもリラックスした様子のポールは「非常に調子はいいし、準備は整っている。火曜日を楽しみにしている。チャンピオン同士の一騎打ちなので、タフな試合になるが、いい試合になる」と、静かに決戦に向けた闘志を燃やした。
井上も日本人初の4団体統一を目指すが、バトラーも「おそらく、イングランド出身者初の4団体統一。マッシブファイトになる」と気持ちを高めた。