大橋秀行会長「バトラーは侍。」
WBO世界王者のポール・バトラー(34=英国)とバンタム級4団体統一戦に臨む井上尚弥が7日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。
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大橋「あとゴングまで1週間になりましたが、今は最高のコンディションになっています。これを維持して、試合に向けていきたいと思います」
―これまでの調整の率直な感想はー。
大橋「アメリカのスパーリング合宿から戻ってきた時に、『また一段強くなっているな』というのが素直な印象。6月にドネアと試合してから半年近くになりますが、確実に強くなっていると思います」
―ロス合宿を行った意図はー
大橋「(井上)真吾トレーナーと尚弥の意向で、ぜひ行きたいということだったので。気分転換になればいいなと思っていましたが、それ以上のものを得て帰ってきました。非常に満足しています」
―ロス合宿の内容はー。
大橋「最初、階級上の東洋太平洋王者の木村吉光(志成)選手とスパーリングしましたが、その時の迫力とスピードとテクニックを含めて、びっくりしたことをよく覚えています。そういう内容でした」
―4団体王座統一戦の意義はー。
大橋「4団体統一は、世界を見回してもそんなにいない。アジアでも初めてのこと。バトラー選手も勝てば、3団体取って4団体取れる。昨日バトラー選手に会いましたが、本当に気合が入っていた。十分、侍のような雰囲気を感じました」
■井上尚弥(29=大橋)が保持している世界王座
WBA(世界ボクシング協会)
WBC(世界ボクシング評議会)
IBF(国際ボクシング連盟)
※WBAはスーパーチャンピオン
■ポール・バトラー(34=英国)が保持している世界王座
WBO(世界ボクシング機構)
■井上真吾トレーナー
―ロス合宿後、国内スパーリングの総数は?
真吾「帰国してからは110ラウンドぐらいになります。(バンタム級転向後)1番多いのではないですかね」
―現在のコンディションはどうですか?
真吾「もうバッチリです。10ラウンドやった時も、パートナーを2人入れて5ラウンドずつやりましたが、本当に落ちることなく、最後まで良かったです。交代した2人目の選手の方が失速するぐらいだったので、スタミナは何の問題も心配もないですね」
―バトラーの印象は?
真吾「技術も高いですし、そこはトップレベルの選手。それも踏まえ、うちは何をやらなければならないかは分かっている」
―バトラー戦の展開はどうみているか?
真吾「それはバトラー次第だと思います。バトラーが出てくれば、早いラウンドの展開になるかもしれない。足を使っていくボクシングをしてくるなら、長引くこともあると思います。そこは尚弥がどこまで上げて上げて追い詰めることができるのか。いろいろなパターンを想定しましたが、どちらにいってもいいように調整してきました」