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[記者会見]2022.11.21

井岡一翔! 大晦日に王座統一戦が決定!

今年の大みそかも井岡一翔(志成)!
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井岡一翔(33=志成)と、WBA(世界ボクシング協会)同級王者のジョシュア・フランコ(27=米)による、王座統一戦が決定!

 両者は、大晦日に大田区総合体育館で、2本のベルトを懸けて激突する。リモート会見に臨んだ2人は必勝を誓った。

 試合の模様は、当日午後5時からTBS系列で全国放送される。
「望んでいた試合」
 井岡は、合宿先の米国ラスベガスで会見に臨んだ。大みそかでの試合は、これが通算11度目となる。「こうしてまた、大みそかにできることがうれしい。昨年、王座統一戦が流れて、一年越しでの統一戦になる。いよいよ望んでいた試合ができる」と、待ちに待った一戦に胸を躍らせていた。
今年7月にニエテスにリベンジ
 昨年の大みそかに、当時のIBF世界王者のジャルウィン・アンカハス(比)との王座統一戦を予定していたが、オミクロン株感染拡大を受けて、新規外国人の入国に規制がかかったためキャンセル。対戦相手を福永亮次(角海老宝石→引退)に変更し、防衛戦を行った。その後、今年7月に指名挑戦者のドニー・ニエテス(比)を撃破した。

 井岡が勝って、2団体世界統一王者となれば、2012年6月に八重樫東(大橋)を破って以来、10年ぶりとなる。
「日本での試合が楽しみ」
 初来日となるフランコは「ずっと待っていた試合で、決まってすごく興奮している。王座統一戦の機会はそうそうない。オファーが来てすぐに受けた」とビッグチャンスに胸を高鳴らせた。この試合に向けて、9月中旬からカリフォルニア州でトレーニングを重ねている。「これまで以上に厳しいトレーニングをしている」(フランコ)

ニックネームは「教授」

 フランコは、2020年6月にアンドリュー・モロニー(31=豪)に判定勝ちし、初戴冠。モロニーとの再戦は、偶然のバッティングで右目がふさがり、2回終了ノーコンテスト。再び拳を交えて、今度は判定勝ちし、初防衛に成功した。ニックネームは「教授」。弟に前WBC世界スーパーフライ級王者のジェシー・ロドリゲス(22=米)がいる。ロドリゲスも来日予定だという。
2022年を締める!
 井岡は、ラスベガスで2ヶ月間のトレーニングをする予定で、元WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の森武蔵(22=志成)、堤駿斗(23=志成)と汗を流している。井岡は「理想はKOだが、そんな甘い戦いではない。勝つことだけを考える」と言葉に力を込めた。

 王座統一戦が続き、盛り上がりを見せた2022年日本ボクシング界。今年の最後も、井岡が締める!

 チケットは、明日(22日)午前10時からトラロックエンターテインメント株式会社(03-6820-9313)で先行発売される。