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[公開練習]2022.10.28

岩田翔吉がやってくれそうだ!

世界初挑戦の岩田翔吉(帝拳)
 WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級2位の岩田翔吉(26=帝拳)が28日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。

 11月1日(火)、さいたまスーパーアリーナで、WBO同級王者のジョナタン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に挑戦する岩田は、「とても楽しみにしている。この舞台で挑戦させてもらえることに感謝している。KOでベルトを獲る」と、4日後に控えた決戦を心待ちにしていた。
「子どもの頃からの夢を叶える」
 世界初挑戦を前に、岩田は胸が高鳴っているようだった。「世界チャンピオンになることは、子どもの頃にWOWOWエキサイトマッチを見ていた時からの夢。次の試合のワクワク感は、いつもの何倍もある」を目を輝かせた。
粟生隆寛トレーナーも勝利を確信
 コンビを組む粟生隆寛トレーナーは「今回で(コンビを組んで)5戦目になるが、一番調子が良い」と万全のコンディションに太鼓判を押すと、「いかに躊躇せずに、仕掛けることができるか」と勝負のキーポイントを挙げた。
「サウスポーは得意」
 王者のゴンサレスは、試合運びに長けた技巧派サウスポーだ。プロでは、一度しかサウスポーとの試合経験がない岩田だが「アマチュア時代、数えきれないくらいやってきた。サウスポーは得意」と自信を示した。

 重岡兄弟(重岡優大/ワタナベ=前WBOアジアパシフィック・ミニマム級王者、重岡銀次朗/ワタナベ=WBC世界ミニマム級1位)をはじめ、多くのサウスポー選手とのスパーリングを重ねて、97ラウンドを消化した。
キレのある動きを見せた
 ゴンサレス陣営が偵察する中、シャドーボクシング、サンドバッグ、ミット打ち、ダブルのパンチングボールをと、黙々とメニューをこなした。ミット打ちでは、左右に動く粟生トレーナーをススッと追いかけると、ワンツー左フックを叩き込んだ。動きにキレがあり、絶好調をアピールした。
左からルイス・エスパーダ氏<br>ルイス・ゴンサレス氏<br>ビクトル・マルティネス氏
 取材に応じた父・ルイス・ゴンサレストレーナーは「良いコンディションで、右がキレていた。右ストレートと右アッパーが強いのは研究している。初めての挑戦でハングリーに来るのも想定済み。良い試合になると思う」と感想を語った。