[囲み取材]2022.10.21
村田諒太。今後については熟考中。
エキサイトマッチのゲスト解説を務めた
前WBA(世界ボクシング協会)ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)が21日、WOWOWエキサイトマッチ「サウル・カネロ・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキン」のゲスト解説として収録に臨んだ。
収録後に囲み取材に応じた村田は「今後については、実際のところまだ決まっていない。客観的に見て、辞めるべき立場のところを翻してまで、リスクを背負いにいくか。よっぽどの覚悟がなければ、(続行することは)できない。今は覚悟がつかない」。日本ボクシング史上最大スケールのイベント、ゴロフキンとの一戦から半年が経過したが、進退については明言しなかった。
収録後に囲み取材に応じた村田は「今後については、実際のところまだ決まっていない。客観的に見て、辞めるべき立場のところを翻してまで、リスクを背負いにいくか。よっぽどの覚悟がなければ、(続行することは)できない。今は覚悟がつかない」。日本ボクシング史上最大スケールのイベント、ゴロフキンとの一戦から半年が経過したが、進退については明言しなかった。
カネロvsゴロフキン戦
改めてアルバレスvsゴロフキン戦を見た村田は「いちボクサーとして、ゴロフキンはなぜ、あのスタイルで戦ったのだろうか? 自分との試合前に、最近のゴロフキンの映像を見て、跳ねながらジャブをパンパンと打つスタイルに変えていて、『これならイケるかもしれない』と思った。どっしりと構えての圧力が、(ゴロフキンの)ストロングポイントで魅力的なのに、それがなくなっている。逆に言うなら、以前のスタイルに戻したら、あの年齢(40歳)でもやれるのではないか。ジャブを打って、相手が出てきたら下がるといったスタイルではないのにな。40歳という年齢からくるスタミナの低下と、ダメージの蓄積で、できるだけパンチをもらいたくないという防衛本能で、あのようなスタイルにしているのではないか」と感想を語った。
現在は軽くトレーニングしている
現在は、「太りたくないからで、遊び程度ですよ」と、近所のフィットネスジムで軽めのトレーニングをしている。その中で「『これはもっと強くなるのではないか』という思いと同時に、また厳しいトレーニングを毎日できる覚悟があるのか。『続けます』と言っておきながらキャンセルなしで、あのトレーニングできるのか」と揺れる心境を明かした。
岩田翔吉(帝拳)の王座奪取に期待
11月1日(火)には、さいたまスーパーアリーナで、後輩の岩田翔吉(26=帝拳)がWBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級王座に挑戦する。昨日、所属ジムで岩田のスパーリングを見たようで、「昨日の時点では、良い仕上がりだった」と言うが、「試合の何日前に良いといっても当日、どのようなメンタルでリングに上がれるのかが大事」とあえて太鼓判は押さなかった。それでも、「アイツはヤンチャなので、できる(王座奪取の)可能性が高い気がする」と期待を寄せた。
エキサイトマッチへの思いを語った
WOWOWエキサイトマッチが放送されて、今年で節目の30年目を迎える。「本当にすごい番組。14歳から22年間観ている。個人視聴率100%の番組に、こうして出させてもらい、ある意味夢が叶っている。大好きなアイドルと結婚しているようなもの。これからも末永く続いてほしい」とエキサイトマッチへの思いを熱く語った。
WOWOW番組情報
「4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ
サウル・カネロ・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキン」
放送日:10月24日(月)午後9:00~
ゲスト:村田諒太、亀海喜寛
サウル・カネロ・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキン」
放送日:10月24日(月)午後9:00~
ゲスト:村田諒太、亀海喜寛