[試合後談話]2022.10.16
熊本で日本vs台湾対抗戦!
熱戦を制したのは!?
本田フィットネスジム主催の「火の国ファイティングin芦北」が16日、熊本しろやまスカイドームで約3年ぶりに開催。台湾から3選手が来日し、日本人選手と熱戦を繰り広げた。
メインイベントのフェザー級6回戦では、今村和寛(30=本田F)と利育哲(リー・ユイチャー/29=台湾)が拳を交えた。
メインイベントのフェザー級6回戦では、今村和寛(30=本田F)と利育哲(リー・ユイチャー/29=台湾)が拳を交えた。
利育哲(台湾)が勝利
開始から利が左右フックで、積極的な攻撃を展開。グイグイと攻め立てると、今村の左目の上を切り裂いた。後手に回ったサウスポー今村は、右ボディを返すが、利は攻撃の手を緩めず上下に打ち分け攻勢。今村は、傷が深くなってきた。3回が終わると、レフェリーはこれ以上の試合続行は不能と判断し、試合をストップした。
「日本で勝ててうれしい」
「日本で勝つことができてうれしい」。控室で取材に応じた利は、満面の笑みを浮かべた。「前半は慎重に戦って、中盤から攻めていく作戦だったが、相手がカットしたので一気に攻めた」と冷静に試合を振り返った。
中学2年でボクシングを始めた利は、アマチュア時代に国内大会優勝、アジアカップ5位の成績を残してプロに転向した。「アジアのベルトを狙いたい。チャンスがあればまた日本で戦いたい」と抱負を語った。
中学2年でボクシングを始めた利は、アマチュア時代に国内大会優勝、アジアカップ5位の成績を残してプロに転向した。「アジアのベルトを狙いたい。チャンスがあればまた日本で戦いたい」と抱負を語った。
「思い切りが必要だった」
一方、再起を飾ることができなかった今村は「相手はパワーと勢いがあり、シンプルに強かった。もっと思い切りが必要ですね。良い勉強になった」と敗戦にもサバサバした表情を見せた。
本田憲哉会長は「(今村は)傷の具合がひどかったので、ストップは仕方がない」とメインイベントを振り返った。
約3年ぶりに開催された興行は、1500人が集まり、盛り上がりを見せた。「選手を育てていくためにも、これからも定期的に開催していく」と話した。
本田憲哉会長は「(今村は)傷の具合がひどかったので、ストップは仕方がない」とメインイベントを振り返った。
約3年ぶりに開催された興行は、1500人が集まり、盛り上がりを見せた。「選手を育てていくためにも、これからも定期的に開催していく」と話した。
呉沛儀(台湾)が2回TKO勝ち
第1試合、女子ライト級4回戦では、呉沛儀(ウー・ペイイ/26=台湾)がシ・ウンギョン(29=本田F/韓国)と拳を交えた。呉が右オーバーハンドを決めて先手を奪うと、左右フックをヒット。2回、右ストレートで顔を弾き、フィニッシュした。
チーム台湾!
デビュー戦を勝利した呉は「グローブが薄いので緊張したが、リングに上がったら楽しむことができた。練習通りに戦うことができた。減量がキツかったので、今はラーメンが食べたい」と声を弾ませた。
台湾のプロボクサーは20人弱と少ないが、アマチュア経験があり、どの選手も思い切りの良さが目を惹いた。
台湾のプロボクサーは20人弱と少ないが、アマチュア経験があり、どの選手も思い切りの良さが目を惹いた。