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[発表会見]2022.10.12

ジム初のチャンピオンを目指す!

ディアマンテジムが勝負をかける!
 ディアマンテボクシングジムは12日、大阪堺市内のジムで会見を開き、「フレッシュボクシングVol.4 &LA FIESTA DEL DIAMNTE VOL.4」の組み合わせを発表した。

 試合は、11月27日(日)にソフィア堺(堺市教育文化センター)で行われる。

 メインイベントは、WBOアジアパシフィック女子ミニマム級王座決定戦、WBC世界アトム級3位のノルジ・グロ(32=比国)対日本女子ミニマム級3位の吉川梨優那(21=ディアマンテ)の一戦がセットされた。
タイトル初挑戦の吉川梨優那
 吉川は「サウスポーでゴリゴリ詰めてきて、パンチも強そうなので注意が必要。世界戦も何度も経験しているし、前回も敵地で勝ってる(WBCシルバー王座を獲得)など、経験値があるので、これまでで一番強い相手」と、拳を交えるノルジを警戒。それでも「テクニックがあるタイプではないので、サウスポーのやりにくさはないと思う。左構えとの対戦は初めてなので、怖さはあるが、しっかりと対策して頑張ります」と、7戦目でのベルト獲得を誓った。

何としてもベルトを掴む

 「オーナーと会長が作ってくれたチャンス(タイトルマッチ)なので、なんとしてもベルトを掴みたい。ずっと応援してくれている方々、スポンサーの皆さんや友達たちにも結果で応えて、ベルトを届けたい」と決意を示した。
右:野上奈々会長
 元WBO女子世界フライ級・元WBC女子世界フライ級暫定王者の野上奈々会長は、「梨優那(りゆな)が小学生の時に、同じジム(雅ジム)で練習をしていた。時を経て、ジムをオープンしてウチに来てくれて、プロになってくれた。最初の頃は練習も甘く、なかなか厳しかった。デビュー戦で負けて、そこから気持ちが入って、きっちりボクシングに取り組むようになった。今では立派なプロボクサーになった。練習に対しても妥協せず、これまでの試合も、梨優那にとって厳しい条件でも受け入れて、頑張ってきた」とこれまで共に歩んできた吉川への思いを語った。
「ジムにベルトを運んできてほしい」
 「タイトルマッチを組むのは簡単ではないが、これまでの頑張りに対して、ここは何とかチャンスを与えてあげたいと思った。女性会長のジムから初めてのタイトル戦を行うのが女子選手というのも、また何か縁を感じる。何とかこのチャンスを掴んで、ジムにチャンピオンベルトを運んできてもらいたい」と吉川に期待を寄せた。