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[試合後会見]2022.9.27

赤井英五郎vs左右田泰臣! 決勝進出を懸けて激突!

決勝戦へ進んだのは!?
 東日本新人王準決勝が27日、後楽園ホールで行われ、赤井英五郎(28=帝拳)と左右田泰臣(そうだ・やすおみ/34=EBISU)が、ミドル級4回戦で拳を交えた。

 元プロボクサーの俳優・赤井英和氏を父に持つ赤井と、キックボクシングから転向し2戦目に臨んだ左右田が、ボクシングの聖地・後楽園ホールで火花を散らした。
左右田泰臣(EBISU)が判定勝ち
 開始からグイグイと距離を詰めて、右フックを強振する赤井に対し、左右田は足を使いながら、ジャブを飛ばして対抗。2回、距離を把握した左右田は、上下に打ち分けペースを掌握。赤井は被弾しながらも、前に出て強引に打って出た。最後まで冷静な試合運びを見せた左右田が、判定勝ちした。
「デビュー戦より良い内容だった」
 熱戦を制した左右田は「(赤井選手は)体が大きくて、思っていた以上に圧力が強かった。フックが手打ちだが、腕力があるので強かった。今回は、デビュー戦でできなかった動きを出すことがテーマ。4ラウンド戦って勝てたことが収穫。前戦より良かったと思う」と快勝に納得の表情を浮かべた。
「ここで終わるわけにはいかない」
 会見に同席した加山利治会長が「キックボクシングは、10-10をつけることが多いが、ボクシングは、4ラウンドの攻防でも、しっかりとポイントを振り分けてくれることがわかったはず」と競技の違いについて話すと、横で聞いていた左右田は大きくうなづいた。

 K-1のトップファイターとして盛り上げてきた左右田だが、34歳でボクシングに転向した。「この年齢でボクシングを始めた以上、ここで終わるわけにはいかない。(新人王戦は)通過しなければいけないと思っている」と覚悟を示した。
「インテリジェンスに欠けた」
 一方、2敗目を喫した赤井は「相手の距離で戦ってしまい、ジャブを当てることができなかった。見えないパンチではないので、効いてはいなかったが、2ラウンド目からガードが甘くなってしまった。インテリジェンスに欠けた」と淡々と試合を振り返った。

 今後について「早く練習したいが、いつ再開できるかは、ジムと話し合ってからです。帝拳ジムで練習できるだけでもありがたいこと。簡単に練習をしますとは言えない」と話すにとどめた。