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[試合後会見]2022.9.17

千本瑞規vsパク! 女子日韓戦!

OPBF女子ミニマム級王座戦
 OPBF東洋太平洋女子ミニマム級タイトルマッチが17日、メルパルクホール大阪で開催された「3150FIGHT SURVIVAL.vol.1」のセミファイナルで行われ、王者の千本瑞規(28=ワタナベ)とOPBFフライ級7位のパク・ヘス(34=韓国)が王座を争った。

 ここを勝って世界につなげたい千本と、ベルトと世界ランキングを狙うパクがぶつかり合った。
千本瑞規(ワタナベ)が王座防衛
 終始、ペースを握り続けた千本が、凱旋試合を勝利した。千本は、ジャブでプレスをかけると、鋭い踏み込みから左フックをヒット。パクもよく動きまわりながら、左フックを合わせた。前半終了時の公開採点は、38-38×1、40-36×2で千本がリード。5~6回は、千本がボディ攻撃でポイントを加点。7~8回は、手数を増やしたパクにポイントが流れたが、千本の勝利は揺るがなかった。
「世界戦が決まればしっかりと獲る」
 王座防衛に成功した千本は「相手は足を使って回るイメージだったが、前に出てきた。ポイントは取れていると思ったが、(1者が引き分けで)ビックリしたが、焦りはなかった。後半はボディを叩き、体力を削っていったが、(パク選手は)タフで気持ちが強かった」と冷静に試合を振り返った。

 来年1月に開催される「3150FIGHT」での世界挑戦に期待が高まる。「世界戦が決まったらやるだけ。覚悟はできている」と拳を握りしめた。
「また千本選手と戦いたい」
 一方、悔しい敗戦となったパクは「世界に出られる良い足場になったし、千本選手はセンスの良い選手で、機会があれば韓国でもう一度試合をしてみたい。そして、今日の試合を応援しに来られた日本のボクシングファンの方々にも感謝しています。また会えたら、もっと良い試合内容で恩返ししたいです」とコメントを寄せた。
採点表