[試合後談話]2022.9.1
晝田瑞希vs柳井妃奈実! ライバル対決!
日本女子フライ級王座決定戦
日本女子フライ級王座決定戦、同級1位の晝田瑞希(26=三迫)対同級3位の柳井妃奈実(24=真正)が1日、後楽園ホールで開催された「QueensCrest2022」で行われた。
アマチュア時代から交流が深い両者による対戦。柳井が前日計量で規定の体重を作れなかったため、晝田が勝てば新王者、柳井が勝った場合は、王座は空位となる変則タイトルマッチとして行われた。
アマチュア時代から交流が深い両者による対戦。柳井が前日計量で規定の体重を作れなかったため、晝田が勝てば新王者、柳井が勝った場合は、王座は空位となる変則タイトルマッチとして行われた。
晝田瑞希(三迫)が完勝!
テンポよく出入りのボクシングを続けた晝田の、右フックが光った試合。終始後手に回った柳井は、手数が増えず、晝田がポイントアウトした。
「成長した姿を見せることができた」
3戦目でベルトを巻いた晝田は「前回の反省を少しは活かせたと思う。柳井選手はパンチがあるので、もらわないことを意識した。攻め過ぎないことを頭に置いて戦った。少しは成長したかな」と快勝に頬を緩めた。
前日、WBC世界ミニマム級王座に挑戦した田中教仁(37=三迫)のサポートのため、タイにいる三迫貴志会長から電話で激励を受けたことを明かした。
前日、WBC世界ミニマム級王座に挑戦した田中教仁(37=三迫)のサポートのため、タイにいる三迫貴志会長から電話で激励を受けたことを明かした。
加藤健太トレーナーと頂点を目指す
コンビを組む加藤健太トレーナーは「集中力にムラがあったので修正した。今日は集中力を切らさず、場面場面で冷静に戦うことができた。人間的にも成長したと思う」と合格点を与えた。
「ベルトを獲れてうれしい」
プロ入り後、初のベルト獲得となった晝田。アマチュア時代、2019年に全日本選手権で優勝しベルトを獲ったが、「入江に負けて、すぐに獲られちゃったので」。東京五輪アジア・オセアニア予選出場を懸けた試合で、入江聖奈(21=日本体育大)に敗れてベルトを失ったことを振り返った。「ベルトを獲ることができて、素直にうれしい」と笑顔がはじけた。
スーパースターへの第一歩
「ここからがスタート」と話した晝田が目指すのは、日本女子ボクシング界のスーパースターだ。「ミッキーマウスのように、皆をハッピーさせるような選手になりたい。世界チャンピオンは目標。いつチャンスが来てもいいように頑張ります!」と抱負を語った。