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[試合後会見]2022.9.1

神経戦! 宮尾綾香vs岩川美花!

IBF世界アトム級王座戦
 IBF(国際ボクシング連盟)アトム級王者の宮尾綾香(39=ワタナベ)が1日、後楽園ホールで開催された「QueensCrest2022」のセミファイナルにおいて、前WBO(世界ボクシング機構)同級王者の岩川美花(39=姫路木下)を迎えての初防衛戦に臨んだ。

 王座統一を目指す宮尾と、再起戦で世界に挑んだ岩川、両者が激しいペース争いを繰り広げた。

 試合後の勝者のコメントと、観戦に来ていた選手のコメントが届いた。
岩川美花(姫路木下)が王座奪還!
 鋭く踏み込んで、下から突き上げながら、距離を潰して中で戦おうとする宮尾に対して、身長差を生かした岩川は、ガードを下げてタイミングを計って、単発ながらも手を出してポイントを稼いだ。
「楽しく戦えた」
 勝利が決まった瞬間、岩川はリング上で大の字になり、喜びを爆発させた。「『自分、よく頑張った! 最高!』という思いでやった」。

 「初回は、相手の間合いが上手くて、さすがに格上だなと思ったが、2ラウンドからパンチが当たり、ペースを取ることができた。5ラウンドが終わった時点で『あと、3ラウンド取ったら勝てるのではないか』と。途中で相手の息使いが荒くなったのがわかった。ポイントが取れている実感はあった」と胸を張った。

 会見に同席した木下貴志会長は「距離感とリードが良かった。前半にポイントが取れたのが大きかった」と試合を振り返った。
黒木優子(YuKO)と勝利の抱擁
 この日のメインイベントでは、黒木優子(YuKO)がWBO世界アトム級新王者に輝いた。試合後の記者会見ですれ違い、お互いに勝利をわかちあった。

 黒木から「王座統一戦をやりましょうよ!」と言われたが、「やらな~い(笑)」と上手くかわした。
「高知で試合がしたい」
 この日、テレビ高知のカメラクルーが来ていて、地元高知に勝利を報告した。「初防衛戦は高知でやりたい」と凱旋防衛戦を希望した。
採点表