[前日計量]2022.8.13
サトシ・イシイ! 注目のデビュー戦!
高山秀峰vsサトシ・イシイ
クロアチアでプロボクサーのライセンスを取得したサトシ・イシイ(35=クロアチア)が13日、大阪市内のホテルで前日計量に臨んだ。イシイこと石井慧氏は、北京五輪柔道100㎏超級の金メダリストで、その後は格闘家として戦いの場を求め、現在はクロアチア国籍を取得。明日(14日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「3150FIGHTvol.3」で、高山秀峰(29=スパイダー根本)を相手に、ヘビー級4回戦でボクシングデビュー戦を行う。この日の計量は、イシイが110.0㎏だったのに対して、高山は100.5㎏だった。
「ここを勝って但馬選手と戦いたい」
クロアチアでプロライセンスを取得したイシイは、日本でボクシングデビュー戦に臨む。「オリンピックスポーツでもある、ボクシングに挑戦したいと思った。(師匠の)ミルコ・クロコップにも『サポートする』と承諾をもらえたので」と転向を決めた経緯を話してくれた。「この試合に勝たないと、話にならないが」と前置きした上で、「但馬選手が踏み台として僕のことを使ってもらえたら」と、メインイベントで日本ヘビー級王座に挑む但馬ミツロ((27=KWORLD3)の対戦候補に名乗りを挙げた。
サトシ・イシイがベールを脱ぐ!
6月17日(金)に総合格闘技の試合に出場してから、ロシアで6週間にわたりボクシングトレーニングを積んだイシイ。元WBA世界ヘビー級王者のアレクサンデル・ポベトキン(42=ロシア)の紹介で、現地のヘビー級ボクサーとのスパーリングで調整した。
「年齢のこともあるので、ボクシングの世界チャンピオンになることはできない」と言うと、「ボクシングをやることで、これからの人生の糧になれば」と思いを語った。
「年齢のこともあるので、ボクシングの世界チャンピオンになることはできない」と言うと、「ボクシングをやることで、これからの人生の糧になれば」と思いを語った。
「ボクシングの素晴らしさを伝えたい」
一方、昨年11月に初回KOでデビュー戦を飾った高山は「2戦目でこのような舞台に出られるのは光栄なこと。ヘビー級の4回戦ボクサーとして、ボクシングの素晴らしさを伝えていきたい」と意気込んだ。