[試合後会見]2022.8.9
中川健太vs梶颯! スーパーフライ級王座戦!
中川健太(三迫)の左!
日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の中川健太(37=三迫)対同級1位の梶颯(24=帝拳)の一戦が9日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で行われた。
ベテラン中川が初防衛に成功したのか? それとも、2度目の挑戦の梶が悲願達成したのか――。
勝者のコメントと観戦に来ていたトップランカーの感想を届ける。
ベテラン中川が初防衛に成功したのか? それとも、2度目の挑戦の梶が悲願達成したのか――。
勝者のコメントと観戦に来ていたトップランカーの感想を届ける。
中川健太(三迫)が初防衛に成功
テクニックとキャリアの差を見せた中川が快勝した。「打ち合いになると思ったが、そうはならなかったのでこのままでいい」と、序盤から左オーバーハンドをヒットすると、サイドに回り込んで上下のコンビネーションでポイントを連取。前半をリードした中川は、足を止めずアウトボクシングでペースを維持した。逆転を狙う梶だったが最後まで捉えることができなかった。
「中盤で勝利を確信した」
王者の力を示した中川は「(梶選手は)懐に入りたそうだったが、ガードを固めて前に出てきただけだったのでやりやすかった。焦っているのがわかったので中盤で勝利を確信した」と冷静に試合を振り返った。
ただ、決して内容には満足していない。「練習していた動きは出せたが、もっと自分からアクションを起こしていかないといけない。今のままでは日本チャンピオンレベル」と課題を挙げるのも忘れなかった。
37歳中川の進化が止まらない!
8月7日(日)で37歳を迎えた中川だが進化し続けている。会見に同席した三迫貴志会長も「今が一番強い。これからまだまだ強くなりますよ」と合格点を与えた。
WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)の存在が大きいという。「強くなったと思っても(拳四朗選手に)やられる」と世界王者とのスパーリングで気が引き締まるようだ。中川が目指すのは世界だ。「手をうんと伸ばせば世界に届くかもしれない」。強豪チャンピオンが揃うスーパーフライ級で世界の頂点を掴みにいく。
ただ、決して内容には満足していない。「練習していた動きは出せたが、もっと自分からアクションを起こしていかないといけない。今のままでは日本チャンピオンレベル」と課題を挙げるのも忘れなかった。
37歳中川の進化が止まらない!
8月7日(日)で37歳を迎えた中川だが進化し続けている。会見に同席した三迫貴志会長も「今が一番強い。これからまだまだ強くなりますよ」と合格点を与えた。
WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)の存在が大きいという。「強くなったと思っても(拳四朗選手に)やられる」と世界王者とのスパーリングで気が引き締まるようだ。中川が目指すのは世界だ。「手をうんと伸ばせば世界に届くかもしれない」。強豪チャンピオンが揃うスーパーフライ級で世界の頂点を掴みにいく。
<a href="../boxer/boxer.html?boxer_id=6408">川浦龍生選手名鑑へ>></a>
この試合を観戦した同級2位の川浦龍生(28=川島)は「中川選手が自分の得意な距離で戦っていた。梶選手は回転力を活かしたパンチを打ち込みたかったと思うが、(中川選手が)上手く封じていた。刺激を受けました」と感想を語った。
<a href="../boxer/boxer.html?boxer_id=8097">高山涼深選手名鑑へ>></a>
同級3位の高山涼深(25=ワタナベ)は「チャンピオン中川さんの距離感がすごかったです!攻撃のためのディフェンスが良い。上手く言えないが、ディフェンス=攻撃を実現してるというか、その一連の動きが良かった。相手が嫌がることを全部していました」と大いに刺激を受けたようだ。
川浦と高山は、最強挑戦者決定戦で激突する。こちらの試合も見逃せない。
川浦と高山は、最強挑戦者決定戦で激突する。こちらの試合も見逃せない。
採点表