[試合後会見]2022.7.30
神戸の陣! 亀田和毅が強烈アピール!
亀田和毅(TRY BOX)が魅せた!
元世界2階級制覇王者の亀田和毅(31=TRY BOX)が30日、神戸市立中央体育館で開催された「REAL SPIRITSvol.80」のメインイベント、フェザー級10回戦で、元WBCラテンアメリカ・スーパーバンタム級王者のウィリアム・ エンカナーシオン(34=ドミニカ共和国)と対戦した。
キャリア初となるフェザー級での試合に臨んだ亀田の仕上がりに注目が集まった。試合後の両者のコメントを届ける。
キャリア初となるフェザー級での試合に臨んだ亀田の仕上がりに注目が集まった。試合後の両者のコメントを届ける。
圧巻KO!
亀田が、元中南米地域王者を圧倒した。初回からスピードのあるジャブを決めると、2回からギアを上げて、ペースを掌握。3回に左ボディでダウンを奪うと、連打でダウンを追加。攻撃の手を緩めず4回に左ボディで、エンカナーシオンをキャンバスに沈めた。
「冷静に戦えた」
見事なKO勝ちを飾った亀田は「セコンドの指示を、冷静に聞くことができた。最後まで相手の右ストレートが活きていたので、警戒しながら戦った。相手の大きなパンチは、フェイントを入れながら打たせないようにした。久しぶりの日本での試合で、お客さんがいる中、良い結果を出すことができて良かった」と笑顔を見せた。
照ノ富士も応援に駆けつけた
会場には、親交が深い大相撲の横綱照ノ富士(30)が観戦に来た。同い年の照ノ富士とは、8年来の付き合いで連絡を取り合う仲だという。「お互いに辛い時も励まし合った」。
「足もつることがなかったし、良い動きだった」と、初のフェザー級に手応えを感じていた。現在、WBA世界スーパーバンタム級挑戦権を持っていて、王者のムロジュン・アマダリエフ(27=ウズベキスタン)への挑戦を待っている状態だ。「チャンスが来たらすぐにでもやりたいが、できなかったら、フェザー級転向も視野に入れていきたい。(スーパーバンタム級で)いつまでできるか。陣営と相談していきたい」と2階級でチャンスを探っていく。
「足もつることがなかったし、良い動きだった」と、初のフェザー級に手応えを感じていた。現在、WBA世界スーパーバンタム級挑戦権を持っていて、王者のムロジュン・アマダリエフ(27=ウズベキスタン)への挑戦を待っている状態だ。「チャンスが来たらすぐにでもやりたいが、できなかったら、フェザー級転向も視野に入れていきたい。(スーパーバンタム級で)いつまでできるか。陣営と相談していきたい」と2階級でチャンスを探っていく。
武本在樹トレーナー
亀田の進化には、今年4月上旬からコンビを組んだ元世界ランカーの武本在樹トレーナー(43)の存在が大きいようだ。武本氏は「ボディブローで倒したが、体を振らせて顔面を打ち抜いて倒してほしかった。今日は60点」と辛口採点。それでも「戦いながら、冷静に指示を聞いていた。ダウンを奪った後も、(ちゃんと)こちらを見ていた」と収穫を口にした。
元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(41)の紹介で、亀田と出会った。「一度、コーヒーを飲みながら話してみて、嫌な感じのコではなかった。自分と感覚が合うし、熱量があった」とトレーナーを引き受けた。
「持っている引き出しが少ないが、それは知らないだけのこと。頭を使いながらボクシングをできるようにした。これまでのモノを活かしつつ、レベルアップさせていきたい。伸びしろしかないですよ」と、今後の進化に期待した。
元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(41)の紹介で、亀田と出会った。「一度、コーヒーを飲みながら話してみて、嫌な感じのコではなかった。自分と感覚が合うし、熱量があった」とトレーナーを引き受けた。
「持っている引き出しが少ないが、それは知らないだけのこと。頭を使いながらボクシングをできるようにした。これまでのモノを活かしつつ、レベルアップさせていきたい。伸びしろしかないですよ」と、今後の進化に期待した。
「ボディが効いてしまった」
一方、3度目のダウンを喫したエンカナーシオンは「ボディが効いてしまった。亀田はスピードがあり強かった。最近、戦った選手の中では一番強かった」と完敗を認めた。