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[インタビュー]2022.7.22

竹中良は熊本で元気にやっています!

元OPBF王者の竹中良氏
 元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の竹中良氏(三迫→引退)は、アマチュア仕込みのテクニックを武器に、2015年8月に同王座を獲得すると、3度の防衛に成功。2019年7月の三代大訓(ワタナベ)との試合を最後にグローブを吊るすと、故郷の熊本県に戻った。

 7月上旬、久しぶりに竹中氏と会った。熊本空港まで迎えに来てくれると、竹中氏は笑顔で出迎えてくれた。
地元熊本で焼き肉屋と馬刺し専門店を経営
 現役時代の終盤は、熊本と東京を行き来しながら、単身赴任のような形でボクシングをしていたという竹中氏。三代戦後すぐに熊本に帰り、実家の肉の卸売業と「炭火焼かくや」、さらに道の駅・大津内にある「馬刺し専門店竹中本店」を、兄と切り盛りしている。
全室個室
 オープン前の「炭火焼かくや」で話を聞いたのだが、全室個室の落ち着いた雰囲気だった。馬刺しをはじめ、熊本ブランド肉を多数取り揃えていて、食べ放題コースもあり、リーズナブルな価格で提供している。馬刺しは全国発送しているので、インスタグラムのダイレクトメールでも受けつけている。
実家の敷地内に「TAD PRIVATE BOXING」を立ち上げた
 さらに竹中氏は、現役時代から「いずれ指導者になりたかった」という思いから、「TAD PRIVATE BOXING」を立ち上げた。実家の敷地内で、キッズから一般練習生約20名が在籍し、時間を分けて指導している。口コミで広がり、福岡県や大分県からも練習に来るキッズボクサーもいるという。

 高校1年生の甥・竹中瀬乃(たけなか せだい/15)は、ボクシングを始めてまだ1年弱だが、インターハイ熊本県大会で準優勝した。「高校の3年間で、日本一にしたい」と目標を掲げた。現在は、午前中に肉の仕込みと配達をして、昼からボクシング指導。週に1度、道の駅の店に出ているという。
「熊本をボクシングの街にする!」
 来年4月には、本格的にアマチュアジムをオープンする予定で、現在ジム設立に向けて忙しい毎日を送っている。
さらに、実家を改造して合宿所も作る予定だ。「三迫ジムの選手の合宿に使ってもらえたら。ゴルフ場も近くにあるので、走り込みにもってこいの場所だと思う」。

 「今、熊本はサッカーが中心だが、いつかボクシングの街にしたい。競技としては、終わったが、僕のボクシングは終わっていない」。竹中さんの夢は続く。
竹中氏の活躍に期待!
炭火焼肉「かくや」
住所:熊本県菊池郡大津町1188
最寄り駅:肥後大津駅徒歩6分
営業時間:18:00~22:00
定休日:第1月曜日、毎週火曜日
電話:096-293-2393

肉の名門竹中本店 道の駅大津文化の森よかもん館店
住所:熊本県菊池郡大津町引水759
最寄り駅:肥後大津駅より約2.3㎞
営業時間:9:00~18:00
電話:096-294-1860