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[試合後談話]2022.7.9

八王子で日本ユース王者が誕生!

第5代王者は!?
 日本ユース・スーパーフェザー級王座決定戦が9日、八王子エスフォルタ・アリーナにて開催された「第44回ファイティング・スピリット・シリーズ」のセミファイナルで行われ、谷口彪賀(23=八王子中屋)と福田星河(22=エディタウンゼント)が第5代王者の座を争った。
谷口彪賀(八王子中屋)が完勝
 谷口が、最初から最後までペースを維持し続けた。初回に左ストレートでダウンを奪うと、左オーバーハンドでダウンを追加。その後は、距離を詰めてくる福田に対し、右フックで迎え撃つと、上下に打ち分け、ポイントを加点。サイドに回り込んで、リズム感のある攻撃を見せた。
「ダウンを奪っても判定勝ちを狙った」
 「めちゃくちゃうれしいです!」。肩にかけたベルトを見て、谷口は頬を緩めた。「初回にダウンを奪ったパンチは流れの中で出た。2ラウンド以降も、無理に倒しにいこうとはせずに、着実にポイントを取る作戦だった。ラウンドが進むにつれて、相手が焦っているのがわかったので、右フックを当てやすくなった」と試合を振り返った。
「さらに上を目指す」
 ユース王座を獲得し、日本ランキング返り咲きが濃厚だ。谷口は「今の実力では歯が立たない。総合力を上げていき、もっと上を目指していく」と抱負を語った。昨年7月の八王子大会で、大逆転KO負けという苦い経験を糧に成長した姿を見せた。
「慎重に攻める作戦だったが…」
 一方、2度目の挑戦も悔しい結果となった福田は「チャンスをもらったのに情けない。ダウンしたパンチは見えなくて、気がついたら倒れていた。相手はテクニックがあった」と肩を落とした。
採点表