[電話取材]2022.6.8
麻生興一「我慢比べに勝つ」
V1戦に臨む麻生興一(三迫)
OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の麻生興一(36=三迫)は、6月14日(火)に後楽園ホールで同級9位の近藤明広(37=一力)を迎えての初防衛戦に臨む。
昨年12月に内藤律樹(E&Jカシアス)を攻略し、5年ぶりに王座返り咲きに成功した。挑戦者の近藤とは、ともに2006年デビューの同期だが、これまで対戦したことはなかった。
電話取材に応じた麻生は「激戦を覚悟している」と、初防衛に対して一筋縄ではいかないと語った。
昨年12月に内藤律樹(E&Jカシアス)を攻略し、5年ぶりに王座返り咲きに成功した。挑戦者の近藤とは、ともに2006年デビューの同期だが、これまで対戦したことはなかった。
電話取材に応じた麻生は「激戦を覚悟している」と、初防衛に対して一筋縄ではいかないと語った。
「落ち着いて戦えるようになった」
守る立場での試合は久しぶりとなる。「これまでは緊張や怖さはあったが、前戦から落ち着いて試合に臨めるようになった。これがキャリアなのかなと思う」と話した。
椎野大輝トレーナーも挑戦者の強さを警戒
「頑丈でアマチュア経験が豊富でテクニックがある。自分にはない羨ましいものをたくさん持っている」。そう、近藤の印象を語ると、「いつかやると思っていたので、(対戦相手が)近藤君と聞いて気が引き締まった。傍目にはわからない細かい技術勝負になると思う」と接戦も覚悟していた。
コンビを組む椎野大輝トレーナーからも「近藤選手は心も体も強い選手だから、腹を括って、我慢強く戦っていきましょう」と言われているという。
コンビを組む椎野大輝トレーナーからも「近藤選手は心も体も強い選手だから、腹を括って、我慢強く戦っていきましょう」と言われているという。
キャリア16年目の麻生が魅せる
プロデビューから16年目を迎えるベテランは「自分の体とボクシングができている環境に感謝している」と言い、「怪我が多かったので、無理をせずに追い込みすぎないことを心がけている。今の方がコンディションが良い」とも。体と相談しながらベストコンディションに仕上げていく。
「自分のスタイルを貫き勝利を掴む」
「簡単には口には出せないが、ここまで来たらイケるところまで行きたい」と具体的な目標は掲げなかったが、さらに上を目指す。
「それまでの過程も大切だが、リングに上がった時の気持ちが一番大事になってくる。何があってもブレない気持ちを作る。自分のボクシングを貫いて、勝つだけ」と言葉に力を込めた。
「それまでの過程も大切だが、リングに上がった時の気持ちが一番大事になってくる。何があってもブレない気持ちを作る。自分のボクシングを貫いて、勝つだけ」と言葉に力を込めた。