[前日計量]2022.6.3
井上岳志が明日、再起戦! ワチュクと対決。
リベンジか返り討ちかー
スーパーウェルター級日本人唯一の世界ランカーで、再起戦に臨む井上岳志(32=ワールドS)が3日、前日計量の場で対戦相手である、OPBFスーパーウェルター級12位・日本ミドル級1位のワチュク・ナァツ(24=マーベラス)と顔を合わせた。
井上岳志(32=ワールドS)69.8kg
昨年11月にオーストラリアで、WBO世界ランキング1位のティム・チュー(27=豪)に惜敗し、明日の試合が再起戦となる井上は、世界のトップコンテンダーとの差を感じたようで「フィジカルボクシングだけでは通用しなかった。(チューは)バランス感覚がよくて、それが上体の柔らかさにつながっていた」と、話すと「バランスを意識してきたので、地に足をつけた安定した動きができるようになった」と、ビッグマッチからの成長に自信を示した。ナァツとは1年半ぶりの再戦となるが、「悪いところもいいところも(ナァツは)研究してきてると思うが、返り討ちできるように、簡単に攻略できる相手じゃないところを見せつけて勝ちたい」と、この階級では、唯一の日本人世界ランカーのプライドを見せた。
この日、先に計量台に上がった井上は、69.8kgで一発クリアした。
ワチュク・ナァツ(24=マーベラス)69.5kg
一方、69.5kgで計量を終えたナァツは「下手くそなんで、(パンチを)もらわないように、相手のポイントにならないように戦いたい」と抱負を語ると「リベンジしなきゃいけない人。試合が楽しみ」と気合を入れた。