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[引退式]2022.5.30

元日本王者の鈴木悠介が引退式

鈴木悠介が引退
 第74代日本バンタム級王者の鈴木悠介(33=三迫)が30日、後楽園ホールで開催された「MISAKO BOXING」の場で引退式を行った。

 2019年7月に齊藤裕太(花形→引退)に判定勝ちし、戴冠。その後、初防衛戦を予定していたが右目の状態が悪く、昨年1月に日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を出した。リング上でマイクを握った鈴木氏はこれまでの思いを語った。

 生涯戦績は、14戦:11勝(7KO)3敗
鈴木選手、お疲れさまでした。
 鈴木は「こうして引退式をすると、実感が湧いてきて寂しく思う。プロになって怪我が多く、これまで何度も辞めようと思ったが、その度に会長やマネージャー、後援者、家族、友人に支えられてきたおかげで、ベルトを巻くことができた。感謝の言葉しかない。最高のボクシング人生でした。ありがとうございました」と、挨拶すると会場から盛大な拍手が送られた。

 三迫貴志会長は「ベルトを巻いてこれからという時に、目の怪我やコロナ感染拡大で試合ができず、残念ながら引退となった。しかし、いつも全力で戦い、エキサイティングな試合を見せてくれたことを誇りに思う」とこれまでの功績を称えた。

 挨拶が終わると、10カウントゴングが打ち鳴らされ鈴木を見送った。