[インタビュー]2022.5.26
赤岩俊! 番狂わせに秘策あり!
タイトル初挑戦の赤岩俊(マナベ)
日本スーパーライト級8位の赤岩俊(29=マナベ)は、6月7日(火)にさいたまスーパーアリーナで、日本王者の平岡アンディ(25=大橋)に挑戦する。今年3月にA級初戦でランカーを撃破し、ビッグチャンスを掴んだ。
平岡は、テクニックと強打を兼ね備えたサウスポーで、ここまで19戦19勝(14KO)。世界ランキングにも名を連ねる難攻不落のチャンピオンだ。実績からいっても不利予想が立つ中、赤岩は「実力では差があるのは、自分でもわかっている。秘策をぶつける」と電話口で応え、ベルト奪取に向けて静かに闘志を燃やした。
平岡は、テクニックと強打を兼ね備えたサウスポーで、ここまで19戦19勝(14KO)。世界ランキングにも名を連ねる難攻不落のチャンピオンだ。実績からいっても不利予想が立つ中、赤岩は「実力では差があるのは、自分でもわかっている。秘策をぶつける」と電話口で応え、ベルト奪取に向けて静かに闘志を燃やした。
「チャンスが来た」
「自分は、タイトル挑戦権を持つランカーの中で最下位なので、話が来たときは驚いた。いつかは対戦したいと思っていたが、今の実力での挑戦は少し早いなと思った。しかし、さいたまスーパーアリーナという大きな舞台でやれるチャンスはそうない。会長にも『イケるのではないか』と言われて決断した」と、オファーの翌日に挑戦の意向を伝えた。
今年3月に日本ランカーを撃破!
「距離が遠くて、左右ともにパンチが強い」と、チャンピオン平岡の強さを説明。「客観的に見て自分が勝つと思ってる人は少ない。気持ちだけで勝てるものではないとも思っているが、判定では勝てないので、積極的に倒しにいく」と、赤岩はノックアウトでのタイトル奪取を誓った。
サウスポーには3戦全勝
「ディフェンスに自信がある」という赤岩だが、2020年8月に前日本ユース・スーパーライト級王者の佐々木尽(八王子中屋)に初回KO負けを喫した。「あの試合は、自分の作戦ミス。油断もあったと思う」。佐々木戦以降、さらに相手のパンチに対する警戒心を強めている。
対サウスポーには3戦全勝(2KO)と得意としている。「たまたま良い形で勝っているが、苦手意識はないというだけ。(サウスポーとは)距離が遠いのでパンチを当てにくいが、結果として当てている」と語った。
対サウスポーには3戦全勝(2KO)と得意としている。「たまたま良い形で勝っているが、苦手意識はないというだけ。(サウスポーとは)距離が遠いのでパンチを当てにくいが、結果として当てている」と語った。
「アッと驚かせる」
営業職のサラリーマンとして、今の会社に勤めて5年目の赤岩だが、「職場では、ボクシングをしていることは伝えているが、詳しくは話していない。日本タイトルに挑戦することも知らないと思う」。
マナベジム初の王者へ
「元々、格闘技に興味があって」と、高校1年で近所のマナベジムに入門した。「これまでで一番強い相手と戦えることが光栄。自分がどこまでできるか楽しみ。予想は不利だが、大番狂わせでベルトを奪いにいく」と、創設20年目となるマナベジム初の日本王者を目指す。
キャリア最大のチャンスを迎えた赤岩だが、電話口では飄々としていたのが印象的だった。下克上を果たすために万全の状態に仕上げる。
キャリア最大のチャンスを迎えた赤岩だが、電話口では飄々としていたのが印象的だった。下克上を果たすために万全の状態に仕上げる。