[試合後談話]2022.5.25
歌舞伎町で強打が爆発!
東日本新人王戦が熱い!
東日本新人王予選が25日、新宿FACEで行われ、3試合は中止となったが、全4試合で熱戦が繰り広げられた。
フライ級4回戦では、松本翔司(29=伴流)と高熊龍之介(23=松本ACE)が激突した。
フライ級4回戦では、松本翔司(29=伴流)と高熊龍之介(23=松本ACE)が激突した。
高熊龍之介(松本ACE)がKO勝ち!
距離を詰めてくる松本に対し、打ち終わりを狙った高熊は右ストレートでダウンを演出。勝負が決まったのは2回。高熊は同じようなタイミングの右ストレートで、松本を倒すと最後はジャブで顔を弾き、レフェリーストップに持ち込んだ。
「打ち終わりを狙った」
デビューから3連勝を飾った高熊は「絶対に打ち合いになると思い、押し負けない力、回転力で打ち勝つ練習をしてきた。相手のパンチが重かったので、ガードを高くすることを意識して打ち終わりを狙った。カウンターでダウンを取ることができて良かった」と、会心の勝利に頬を緩めた。
「拳2つで殴り合う世界に憧れた」
小学1年から高校卒業まで野球をしていたという高熊だが、「拳2つで殴り合い打ち勝つカッコよさ。男らしい世界に憧れて」と、地元(長野県)の松本ACEジムに入門。ボクシング歴はわずか1年半だという。
「一つずつ勝っていく」
この日、松本市から約40名の応援団が駆け付けて、高熊の雄姿を見届けた。現在、ジムには高熊と二葉恒輝(30)の2人がプロボクサーとして活動していて、2人とも新人王トーナメントに参戦している。7月9日(土)に八王子エスフォルタ・アリーナで初戦を迎える二葉にも良い刺激になったことだろう。
最高の形で新人王初戦を突破した高熊は、「これから帰ります!」と、特急で3時間かけての長野までの帰宅の途についた。
最高の形で新人王初戦を突破した高熊は、「これから帰ります!」と、特急で3時間かけての長野までの帰宅の途についた。