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[前日計量]2022.5.21

ベナビデスとレミューがWBC暫定王座戦

スーパーミドル級が動く!

 WBC(世界ボクシング評議会)世界スーパーミドル級暫定王者決定戦の前日計量が20日、米国アリゾナ州で行われた。主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)の王座をサウル・カネロ・アルバレス(31=メキシコ)が統一する中、暫定王座を懸けて、デビッド・ベナビデス(25=米国)とデビッド・レミュー(33=カナダ)が対戦する。

 両者ともに世界王者を歴任してきた実力者で、ベナビデスは25戦全勝(22KO)と、世界中の猛者が名を連ねるこの階級の中でも突出した戦績を残している。この日の計量は、166.4lb(75.4kg)で一発クリアした。

 一方、166.2lb(75.3kg)でクリアしたレミューはミドル級時代、2015年6月に当時IBFチャンピオンだったハッサン・エンダム(38=フランス)から王座を奪取すると、同年10月に当時WBAとWBCの王座を統一していたゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)と3団体王座統一戦で拳を交え、敗れはしたものの注目を集めた。

 その後、カネロとゴロフキンのミドル級頂上対決を境に、数奇な運命を辿ったWBAとIBFのベルトは今年4月9日、WBAスーパーチャンピオンの村田諒太(36=帝拳)とIBF王者のゴロフキンの王座統一戦によって、ゴロフキンの腰に戻った。

 WBC暫定王者決定戦は、日本時間の22日(日)の正午前後に行われる。