[試合後談話]2022.5.15

熱戦! 千本瑞規vs長井香織!

女子の熱き戦いの結末は?

　OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規(28=ワタナベ)が15日(日)、墨田区総合体育館で開催された「DANGAN250」で、前日本アトム級王者の長井香織(32=真正)を迎えて初防衛戦に臨んだ。

　3戦目でタイトル獲得に成功した千本と神戸から乗り込んできた長井が、ベルトを巡ってし烈なペース争いを繰り広げた。

千本瑞規(ワタナベ)がV1に成功

　距離を潰してボディを狙う長井に対し、千本はジャブから左ボディに繋げて対抗。やりづらさを発揮する長井に対し、千本は冷静な試合運びでポイントを加点。前半終了時の公開採点をリードした千本は、最後までペースを崩さなかった。

「良い経験になった」

　初防衛に成功した千本は「上体を振って前に出てくると思ったが、あそこまで頭から突っ込んでくるとは思わなかった」と、長井の作戦に最初は戸惑ったようだが「ジャブでコントロールできたと思う」と試合を振り返った。

　続けて「もっとスカッと勝ちたかったが、相手あってのこと。長井選手は強くて良い経験になった。これからもっと強くなります」と前向きなコメントで取材を終えた。

「力は出し切った」

　一方、悔しい敗戦となった長井は「練習でやってきたことは出すことができた。相手は思っていたよりパンチ力を感じなかったが、クリンチをほどくことができなかった。前半はもっとポイントを取れていると思ったが…」と公開採点にやや困惑したようだ。それでも「最後まで下がらず前に出ることができた」とやり切った表情を見せた。

採点表