世界S.フェザー級王座統一戦バルデスvsスティーブンソン
米国・ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで30日(日本時間1日)、スーパーフェザー級王座統一戦が開催される。29日、前日計量が行われ、WBC(世界ボクシング評議会)王者のオスカル・バルデス(31=メキシコ)とWB0(世界ボクシング機構)王者シャクール・スティーブンソン(24=米)の両者が、それぞれのベルトを引っ提げて登場した。試合は日本時間1日午前10より、WOWOWオンデマンドで先行ライブ配信される。
スーパーフェザー級リミット58.9kgを、バルデスは200g少ない58.7kgでパス。スティーブンソンは最初の秤で約90グラムオーバーだったが、アンダーウェアを脱ぎ、即リミットの58.9kgでクリアした。
WBC王者バルデスは、昨年2月にミゲール・ベルチェルト(30=メキシコ)の持つWBC世界スーパーフェザー級に挑戦。10回終了間際に強烈な左フックでダウンを奪い、2階級制覇を達成すると、WBCの年間最高KO賞も受賞した。その後、同年9月にロブソン・コンセイサンを相手に初防衛戦を行うも、敗戦に近い内容で小差判定勝利、更に試合後に違法薬物に引っ掛かるなど評価を落としてしまった。
一方、WBO王者のスティーブンソンはリオ五輪で銀メダリストとなり、トップランク社から2017年4月にプロデビュー。2019年10月にバルデスが返上したWBO世界フェザー級王座決定戦で初の世界王者となった。すると2021年6月にはWBOスーパーフェザー級暫定王座も獲得、同年10月に正規王者のジャメル・ヘリング(36=米)を10回TO勝利で敗り、WBO王座を統一した。
メキシカンvsアフリカン・アメリカンとなった全勝同士の2冠世界王座統一戦。プロモートはトップランク社、生中継はESPN、生配信でもESPN+で行われる。