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[試合後談話]2022.4.24

石田匠が大阪で復活!

左:石田匠(井岡)の再起戦
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級8位の石田匠(30=井岡)が24日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「駅近ドットコム 米田合名会社グループPRESENTS三田から世界へ18&KEEP FIGHTING.4」のセミファイナルに出場。バンタム級8回戦でWBOアジアパシフィック・バンタム級6位のカルロ・デメシーリョ(26=比国)と対戦した。

 昨年12月に行われた、元世界3階級制覇王者の田中恒成(26=畑中)との試合以来の石田の仕上がりに注目が集まった。
石田匠(井岡)がTKO勝ち
 世界だけを見ている石田匠の復帰戦。フェザー級のリングにも上がった経験のあるカルロのプレスにも下がらず冷静に試合を進めた石田が、8ラウンドに左ボディからパンチをまとめてダウンを奪うと、コーナーに追い込んで、2018年7月29日以来のTKO決着で完全復活をアピール。世界への弾みをつけた。
「自分はまだ終わっていない」
 再起戦を勝利した石田は「ジャブが当たっていたが、相手のガードが固くてなかなか崩しにくかった。ただ、最終ラウンドにボディが効いているのがわかったので決めにいった。やはり判定勝ちとKO勝ちでは違う。最後は仕留めることが良かった。まだ石田は終わっていないところを見せられたと思う」と安堵の表情を浮かべた。
「世界を目指す」
 田中とは死闘を繰り広げたが、2-1の判定負けを喫した。「あの試合で辞めるわけにはいかない。自分は世界に行ける」と復帰を決意しこの日を迎えた。石田は「スーパーフライ級でもバンタム級でも、チャンスがある階級で世界を目指す」と話すと、「田中選手がこのままスーパーフライ級にいて、いずれ機会があれば戦いたい。今度は潰す!」とリベンジを誓った。