[オンライン取材]2022.4.14
石澤開はKO勝ちにこだわる!
世界初挑戦の石澤開(M・T)
WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級5位の石澤開(25=M・T)が14日、オンラインでメディアへの取材に応じた。
4月22日(金)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.87」のメインイベントにおいて、王者の谷口将隆(28=ワタナベ)に挑戦する石澤は、「最軽量級(ミニマム級)だがスピードだけではなく、パワフルな試合を見せる。誰が見てもハッキリとわかる決着をつける」と、KOへの強いこだわりを見せた。
4月22日(金)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.87」のメインイベントにおいて、王者の谷口将隆(28=ワタナベ)に挑戦する石澤は、「最軽量級(ミニマム級)だがスピードだけではなく、パワフルな試合を見せる。誰が見てもハッキリとわかる決着をつける」と、KOへの強いこだわりを見せた。
ニックネーム<br>「マイクロ タイソン」
今回の試合から石澤に「マイクロタイソン」のニックネームがついた。コンビを組む岡田隆志トレーナー(38)が名付けたもので、「注目度が低い最軽量級だからこそ、インパクトがあるニックネームをつけたかった。その名に恥じないファイトをする選手なので、自信を持ってつけた」と、元世界ヘビー級3団体統一王者のマイク・タイソン(米国)の名前にあやかった理由を話した。
KO勝率90%の倒し屋は「ニックネームの通りに相手を倒し切る」とノックアウトでのベルト奪取を誓った。
KO勝率90%の倒し屋は「ニックネームの通りに相手を倒し切る」とノックアウトでのベルト奪取を誓った。
「相手の好きなようにはさせない」
谷口とは、2019年9月に日本ミニマム級王座挑戦者決定戦で対戦。5ラウンドに右クロスでダウンを奪ったが、相手のテクニックに屈して初黒星を喫した。その後、4連勝で日本王者に就いた石澤は、世界タイトルマッチという舞台でリベンジするチャンスを掴んだ。
「世界タイトルより、リベンジへの思いが強い」と語ると、「自分の強みを活かしつつ、相手の好きなようにはさせない」と意気込んだ。
「世界タイトルより、リベンジへの思いが強い」と語ると、「自分の強みを活かしつつ、相手の好きなようにはさせない」と意気込んだ。
サウスポー攻略に自信あり!
サウスポー谷口への攻略に手応えを感じている。岡田トレーナーは「谷口選手と試合をした2年7ヶ月前は、サウスポーへのポジション取りができていなかった。あの一戦を経て、自分の強みだけではなく弱みも知り、ここまで積み上げてきた」と自信を示した。
中谷潤人ともスパーリングをしてきた
谷口以降はサウスポーとの対戦はないが、試合が決まっていない間でも、同門でWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(24)をはじめとする左利きとのスパーリングを重ねてきた。石澤は「最初は慣れなかったが、徐々に(サウスポー選手への)攻略の糸口を見つけてきた」と語った。
中谷潤人ともスパーリングをしてきた
谷口以降はサウスポーとの対戦はないが、試合が決まっていない間でも、同門でWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(24)をはじめとする左利きとのスパーリングを重ねてきた。石澤は「最初は慣れなかったが、徐々に(サウスポー選手への)攻略の糸口を見つけてきた」と語った。
「自分の得意なパターンに持ち込む」
中谷の試合は、Amazon Prime Videoで視聴したという。「完璧な試合というほか言うことがない」と大いに刺激を受けたようだ。「4月は同門の神足(神足茂利)と中谷が勝利し、ジムに良い流れが来ている。自分は(中谷のように)きれいな顔で試合を終えることができないと思うが、必ず勝つ」と静かに闘志を燃やした。
リベンジ! そして世界王座奪取へ!
オンラインでの取材後にはシャドーボクシング、マスボクシング、ミット打ちとサンドバッグ打ちでメニューを消化した。虎視眈々とチャンスを伺ってきた石澤は、世界タイトルマッチという最高の舞台でリベンジを果たすつもりだ。