佐川遼vs久保隼! 衝撃KO決着!

　元世界チャンピオン久保を圧巻のKO劇で下し、王座返り咲きに向けて、強烈なアピールを果たした佐川。試合後の囲み取材では、「良い流れで相手が効いたのがわかり、練習通りの良いパンチが当たり、倒せた」と試合を振り返った。想定より距離が遠く、どちらが先に当てるかという展開の中、3ラウンドに振った思いっきりの良いパンチが当たり、流れを引き寄せ、渾身のストレートで久保を仕留めた。

　同席した三迫貴志会長は「久保はキャリアもあるし、ピンチから強くなる選手。やりにくい相手に勝ったことは評価。今後はリベンジも含め、色々な可能性やチャンスを模索していく」と語った。

　今後について佐川は「現状でアジアタイトル2つよりは、日本タイトルにリベンジしたい」と語り、三迫会長は佐川に対し「まだまだ発展途上。更に進化して強い佐川になってほしい。今回は思いっきりも良く、調子の良い時の佐川だった」と期待を込めて、エールを送った。

　5月15日(日)に墨田区総合体育館で行われるWBO-APアジアフェザー級タイトル、日本同級タイトルマッチに出場する日本王者の丸田陽七太(24=森岡)の試合を視察することを明かし、次戦でリベンジする意欲を見せて、この日の会見を終えた。