亀田和毅が3150ファイトクラブと契約解消
スーパーバンタム級のWBA(世界ボクシング協会)3位で、日本ランキング2位の亀田和毅(30)が12日、3150ファイトクラブとの契約を解消したことを正式に発表した。同時に、3150ファイトクラブからは、今年3月に和毅との所属契約を解消していたことと、和毅の移籍先のジムは未定と伝えられた。
■亀田和毅のコメント全文
「この度、3150 ファイトクラブとの所属契約を解除する運びとなりました。理由と致しまして、私自身、15 歳から単身メキシコにボク シング修行として海を渡り、今日まで精一杯ボクサーとして活動して参りました。その中で、今年 31 歳となる自分を客観的に見つめ、 ボクサーとして現役生活も残り少なくなり、メキシコに渡った当時と同じ思いで家族から離れ、自分自身の現役生活ラストチャンスに 賭け、私自身の力でどこまでいけるのかチャレンジしたく、この度のご報告となり、また亀田家からも快く送り出していただきました。 世界チャンピオンに返り咲く為、より厳しい環境で自分を磨き、家族、応援してくれる方々にもう一度チャンピオンベルト巻く姿を見 せられるよう、またその先のビックマッチ実現に向け、日々精進していく所存です。今後の亀田和毅にご期待いただき、ご声援の 程宜しくお願い致します。」
■3150ファイトクラブ亀田興毅会長のコメント全文
「この度、亀田和毅が当ジムとの契約を解除することとなりました。和毅の残り少ないボクシング人生において、プロボクシングとい う競技は、常に危険と隣り合わせであり、様々なリスクがある中で、ジムが運営停止を余儀なくされた場合等のリスクヘッジの意味でも、二極化することがお互いの為になるという考えに至りました。いずれ将来的には、双方が成長して強靭な体制となり、より強固 な一枚岩になれればと思っています。そして、この決断は、和毅が新天地で再びチャンピオンに返り咲く、まさに“亀田和毅の再興 “へのスタートだと信じています。
また、兄として、大切な弟を亀田家から送り出す事に心配もありましたが、和毅がここまで成長し、自分で考えて行動してくれた ことを誇りに思います。和毅が15 歳でメキシコに単身で修行に行った時に続き、第二の武者修行に行かせるような思いです。亀田 和毅は 3150 ファイトクラブを離れますが、自分を始め亀田家は、今まで同様、和毅を全力でサポートしていきます。今後も亀田和 毅、そして3150 ファイトクラブへのご声援をいただきますよう宜しくお願いいたします。」