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[職業講話]2022.3.11

田口良一氏が中学生に熱く語る

元世界王者の田口良一氏
 元WBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級統一王者の田口良一氏(35)が10日、東京大田区立大森第三中学校で職業講話を行った。

 RK蒲田ボクシングファミリー柳光和博会長の推薦の下、大田区出身の田口氏が、中学1年生166名を前に、自身の経験や戦歴を交えながら、夢を叶えることについて語った。

 イベントを終えた田口氏からコメントが届いた。
自身の経験を話した
 選手時代の経験や戦歴を交えながら「なぜこの道を選んだのか」。また、どのようにすればボクサーになれるのか、試合前と試合中のメンタル面の話などをしたとのことだ。

 田口氏によると、生徒たちも最初は、緊張しているようで静かだったが、次第にリラックスし和やかな雰囲気になりつつも、最後まで真剣に話を聞いてくれたという。
約1時間話した
 生徒からは「ベルトの重さはどのくらいですか?」と聞かれたので、持参してきたベルトを持ってもらったり、「お腹にパンチをしてください」とリクエストがあったが「一番の得意パンチがボディブローだけど大丈夫かな?」と返答し、和やかな雰囲気になったという。

 さらに「武尊と那須川天心はどっちが勝つと思いますか?」と、ボクシング以外の格闘技の質問が来て、やや困惑したようだ。
これからの活躍にも期待!
 田口氏は「普段、なかなかボクシングに触れる機会のない子どもたちに、少しは身近に感じてもらえたかなと思います。まだ、ボクシングがどういうスポーツか全く知らない世代の方に、今後も機会があればどんどん広めていきたいと思った」と、感想を語った。

 現役引退後は、内山高志氏が代表を務める「KODフィットネスボクシング」でトレーナーをしながら、ボクシングの魅力を伝えている田口氏。子どもたちにとっても、忘れられない一日になったに違いない。