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[試合後会見]2022.3.5

衝撃の結末! 日本ライトフライ級王座戦!

衝撃のKO決着!

 日本ライトフライ級チャンピオン岩田翔吉(26=帝拳)が5日、日本ランキング3位の大内淳雅(36=姫路木下)を挑戦者に迎えて、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のメインイベントで初防衛戦に臨んだ。

 主要3団体で世界ランキング入りしている岩田は、世界を狙うに相応しいとアピール出来たのか。それとも、4度目の挑戦の大内がベルト奪取に成功したのかーー。大内にとっては、昨年6月以来のダイレクトリベンジマッチ!衝撃の結末が待っていた!

 試合後の勝者のコメントを届ける。
岩田翔吉(帝拳)が初防衛に成功!
 岩田がこれ以上ない勝ちっぷりを見せた。中間距離でペースの探り合いとなったが、岩田はタイミング抜群の右ストレートでダウンをゲット。立ち上がった大内だが、足元がふらつきレフェリーストップとなった。岩田が開始わずか72秒で決着をつけた。
「倒すコツを掴んできた」
 「(右ストレートは)子どもの頃からの得意なパンチ。右を入れるためにボディ打ちを意識した。手応えはかなりあった」とフィニッシュブローの右ストレートについて聞かれた岩田は、落ち着いた表情で振り返った。

 返り討ちを果たした岩田は「粟生さん(粟生隆寛トレーナー)に厳しく指導していただき、スキルを上げてきた。結果に満足している」と会心のKO劇に胸を張った。
粟生隆寛トレーナーも絶賛!
 コンビを組む粟生トレーナーは「試合前に『練習をしてきたことを出せば、自然と良い結果が出る。良い内容を見せようとしすぎないようにしていこう』と話した。ボディで崩していき中盤くらいに倒せたら、と思っていたのでビックリしているし良かった。(世界に向けて)いいアピールになったと思う」と合格点を与えた。
「いつ世界が決まってもいいように準備する」
 3月19日(土)に京都市立体育館で開催されるWBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級タイトルマッチ、王者の矢吹正道(29=緑)対挑戦者の寺地拳四朗(30=BMB)を観戦予定だという。

 岩田は「試合は会長とマネージャーが決めるので、自分はいつ世界戦が決まってもいいように準備するだけ。少し休んですぐに練習を始める。必ず世界チャンピオンになる」と言葉に力を込めた。
世界へ突き進む!
 昨年11月に日本王者に就いた岩田がメキメキと力をつけている。世界獲りを強烈にアピールした!